たけちゃん

アナと雪の女王2のたけちゃんのレビュー・感想・評価

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)
5.0
ボクはハッピーエンドって、大好き! byオラフ


クリス・パック、ジェニファー・リー監督 2019年製作
声優 松たか子、神田沙也加


勝手にお知らせシリーズ「今日の出来事」
実は、今日、アイドルのライブ目当てで札幌に来ています。ライブ後、同じアイドル好きの友人とは別れて、僕は映画のために札幌宿泊(笑)

札幌に来た時に利用するIMAX劇場が、リニューアルしてIMAXレーザーになったので、なんと初鑑賞は「アナと雪の女王2」です笑笑
本当は「ターミネーター」か「スターウォーズ」が良かったんだけどね……

それにしても、IMAXレーザー、素晴らしいね。
映像も然る事乍ら、個人的には音に感動しました!
高音も伸びやかで、低音はズシッと響く。
今回がミュージカルものなので、特に良かった。
プラス500円以上の価値があるなぁ( ˘ ˘ )ウンウン

あと、以前、札幌遠征の際に、IMAXは素晴らしいけど、シートが……ということを書いていたんですが、今回、シートも全席リニューアル!
前席との余裕はないけど、シートが幅もあり座面もしっかりしたので、疲れにくいのが、いい。
いやぁ、頑張りましたね、ユナイテッド・シネマ。
今後もごひいきにさせていただきます(ˆωˆ )フフフ…


さすがアナ雪、混んでたなぁ。
普段は地方の劇場なので、スッカスカで観られて伸び伸びしてるんだけど、今日はびっちりと横に座られました。本当は横に人がいるのは苦手。
でも、シート幅が広がったのと、通路側を取ったから、片方に体を寄せて過ごしたので気にならなかった\(^o^)/
でも、さすがアナ雪。
IMAXにちびっ子とか!

でもね。
親の単純な考えで連れてきたらダメよね。
前に座ってた6歳くらいの女の子は、予告編の音で、怖くて始まる前に耳ふさいで泣き出してたからね。
まだ、そうした環境に慣れていないんだから、いきなりIMAXとかは刺激が強すぎます。
それでも、そこはアナ雪なので、本編始まったら泣きやみました。





さて、映画です。
既に社会現象化しているアナ雪2。
これは実に見事でした\(^o^)/
2日連続の満点レビュー、申し訳ない。
でも、本当に素晴らしかったの。
個人的な感想ばかりでなく、おそらく、過去のディズニーアニメのナンバーワンとなるのでは?

僕は前作も大好きなので、その贔屓目も多少はあるけれど、単品で観ても、とんでもない完成度。ある意味、前作はキャラ紹介のためにあった作品かと思うほど。
それほどに今作のストーリーは良かった。


前作の自分のレビューを読み直すと、吹き替え推奨とあったので、今回は最初から吹き替えをチョイス。
まずは安定感のある声優でありがたい。
また、オラフも全く心配なし。
すごい子、見つけましたね!
オラフ役の武内駿輔くんは、まだ22歳ですからね。
イケメン声優でもあるし、テクニックもある。
この先、50年やれますよ( ˘ ˘ )ウンウン



今作は初めから大人向きに製作されたというから驚きです。前作があれほどのヒットなのに、それを踏襲しないで、実にチャレンジングな作品になっていました。

ストーリーは、なぜ、エルサにだけ魔法が使えるのか?というエルサの秘密を探る話であると同時に、なぜ、アナとエルサの両親は危険な北への旅をしたのか?その目的は?という、2人の両親の意図を辿る話でもある。そして同時に、2人が守る国、アレンデールには、ある危機が迫ってもいる……。

その中で、両親の2人への愛、エルサとアナの愛、オラフ、クリストフ、スヴェンの愛。国への愛、国民への愛……と様々な愛が描かれるんです。
そして、僕が良かったと思ったのは、最近のジェンダーやLGBTへの配慮が見られるコンプラ重視のストーリーではなく、伝統的な愛を描いていたこと。
それと共に、魔法が使えるエルサだけではなく、アナがしっかりと活躍できるのも良かった。
僕はとってもスッキリしました!


もう1点は、歌です。
前作が大人から子供まで口ずさめ、シングアロングの応援上映まで行われる作品だったのにも関わらず、今作はそれを踏襲しません。
それどころか、実に難しい歌ばかり。
僕は今回もこの1週間程は、予習でサントラ盤をずっと聴いていたんですが、「レット・イット・ゴー」のようなキャッチーな曲がほとんど無くて驚いていたんです。辛うじて「イントゥ・ジ・アンノウン」が上がる曲。
だから、事前に聴いていた時は、あんまり盛り上がらんなぁ……とか、思っていました‪٩(×_×)۶‬

ところが、劇場で映像と共に聴いたら、実に素晴らしいの。当然かもしれないけれど、それくらい、映像とのシンクロ率が高いんです。


オープニングの「魔法の川の子守唄」は、今回のキーソングなんですが、すっごい暗いでしょ?
でも、映画を観終えると、この曲がすんごい良いのが分かる( ˘ ˘ )ウンウン
また、吹き替えは吉田羊さんが担ってるんだけど、上手くて驚きましたよ。サントラ盤聴いてる時は、えっ、吉田羊?なんて思ってました。ゴメンなさいm(_ _)m


そのあと、「ずっとかわらないもの」で、前作ファンを安心させますよね。王道で、実に良い曲。
特に、今作はオラフが本当に良いんだよね~。


あと、クリストフの歌う「恋の迷い子」は、聴いてる時、えっ、これ、シカゴ?って思いました(笑)
いつ、歌詞に「Love Me Tomorrow」が出てくるのかと思ったよね。これ、吹き替えの原慎一郎さんの声のせいでもあるね。
あとね、途中から演出がクイーンのPVみたいな感じで笑っちゃった。


エンディングの「Into The Unknown」は、吹き替えでは中本みずきさんが歌ってますよね。Mステも素晴らしかったよ。
でも、オリジナルはパニック!アット・ザ・ディスコというロックバンドが歌っています。ここも日米のアナ雪の支持層の違いが出てるよね。さすが、ディズニーのマーケティング!
中本みずきさんの歌唱は、いかにもアナ雪なんですが、パニック!は、めっちゃロックですからね。
ただ、これがすっごいカッコ良いので、サントラ盤で聴いて欲しいなぁ。

あっ、Weezerも良かった(ˆωˆ )フフフ…


個人的なベストは、やはりエンディングの「魔法の川の子守唄」で、歌うのはケイシー・マスグレイブス。この方存じませんが、女性版サイモンとガーファンクルという趣きで、すごく好きでした。
ぜひ、どうぞ(^-^)



映画は当然観てもらうとして、感想を一言。
もう、僕はラストのエルサにトリハダ立ったし、エンディングは本当にじんわりと泣けました。
ラスト、物凄い多幸感に包まれましたよ。
ファンタジーでもあるし、僕はたまらなかったなぁ。
これは嫁も誘って、本当にまた観に行きます!

なんか、後でもいいかとか、スルーでOKな作品ではありませんよ。これは是非に( •̀ω•́ )و✧