感動しました。でも単調で短いのに長く感じた。
ただひたすら、1本50秒のシネマトグラフの作品を解説つきで鑑賞する映画です。BGMは全部サン=サーンスでそれがまたマッチしていて良い。
黎明期の短い作品は結構好きで、YouTube のおすすめに出てくるのをよく眺めていますが、構図とか考えたことなかったな。言われてみれば、狙った被写体が全部綺麗に入って、考えられて作られたものばかり。なんとなく日常を記録したように思えるものも、周到な演出がされていたり、解説を聞いて感心することの連続だった。ちょっと主観的に喋りすぎかなと思うところもあったけれど…
おもしろいなと思う作品がたくさん出てきますが、植民地時代に貴婦人が支配下の子どもたちに銭を撒く光景が一番印象に残った。記録されないと消えてしまったかもしれない都合の悪い歴史も、こういう発明で今に伝わる。映画の影響の大きさを感じます。
