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ゴールデン・リバーのHKのネタバレレビュー・内容・結末

ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

金に目がくらんだアウトローたちの騙し合い、仲間割れといったドロドロの人間劇が繰り広げられる話かと思っていたら少し違った。銃声は大きいけど静かな印象の、意外な展開の西部劇だった。
最後、この殺し屋の兄弟(原題:シスターズ・ブラザーズ)にも生家があり、帰ればまだ世話をやいてくれる老いた母親がいることがわかる。これまでほとんど善行はしてこなかった二人だろうが、少なくとも最後に生きて家に帰ったことが、ほんの少しだけ親孝行になったのかもしれないと思わせる。
久々にルトガー・ハウアーが出ていると思って見ていたらセリフもないまま死んでしまい、この映画を劇場で観た数日後には本当に訃報が・・・。この作品が遺作となったらしい。享年75歳。合掌。
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