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女王陛下のお気に入りのreifのネタバレレビュー・内容・結末

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

英国王室コスチュームドラマは大好物。主人公のアン女王がソーキュートでいながらやっぱり「支配者」であるのがいいです。邦題がよい、The Favourite を歪めずわかりやすくしている。サラとの少女時代そのままの関係がかわいい。バリタチのレイチェル・ワイズのよさが初めてわかった。不思議な大女優だね、美人じゃないのに。その夫がマーク・ゲイティス兄さん、またいたわ。よく見るわー。初登場の馬車の中から「ああ、この娘さんが成り上がるのね」とわかるエマ・ストーン、一つの台詞一つの仕草が計算ずくで憎・た・ら・し。エマ・ストーンは叩き上げと聞いたことがある、そのオスカー女優をここにキャスティングするのはメタなのかしら。ニコラス・ホルト!が素晴らしい。この人には上品な華がある。MMFR から知ってた。サラからアンへの手紙を焼くくせに感動して泣いているアビゲイルの業の深さがよい。気まぐれな権力がついに発動するラストシーンが難しい。ウサギは死んだ子の代理で、うじゃうじゃ画面を埋め尽くす。「みんな死んだ、昔のお話」かな。キューブリック『バリー・リンドン』のラストみたいな
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