焦げすーも

女王陛下のお気に入りの焦げすーものレビュー・感想・評価

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)
3.6
映画「ロブスター」の不可解なシュールさを期待して観にいったが、物語の筋は基本的にシンプル。まーたロブスターと目を刺すという表現が出てきて、監督のお気に入りなのかいなと思った。

サラとアビゲイルの行動の原動力、ストーリー展開上の運気変動が完全に対照的。直情的で女王に悪態を突くが愛情が原動力のサラと、計算高いがそれをおくびにも出そうとしないアビゲイル。サラを追い出し大金も手に入れたアビゲイルが、女王の間で痛風に苦しむ女王と同じように片脚を上げて休むカットは最高だった。
女王の身体的精神的不安さの演技は見事。観てて気分が悪くなった(褒め言葉)

女王を囲む三すくみがフォーカスを当てられるが、アビゲイルとニコラスホルト演じるハーリーとの絡みも必見。森での絡みと初夜のシーンのシュールさ。これや、俺が期待していたのは!全編通してみると、やはりシュールさが足りなかった。
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