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ザ・スクエア 思いやりの聖域のJINのレビュー・感想・評価

4.4
151分なのにその長さを全く感じさせないぐらい面白くて見入ってしまった。
これといって派手なシーンがあるわけでもないけど、全体的にスッキリとスタイリッシュな映像で、音楽の使い方もオシャレ。
些細な事から予測不能な方向に転がる物語展開が最高。
オイオイ一体何をすんねん?という場面が多くて、そこの奇妙な空気感がやけに笑える。
でもそれがだんだん笑うに笑えない居たたまれない空気感になり、その感覚も新鮮でまた面白かったりする。
ただ、ラストがあまりにも唐突だったので拍子抜けしてしまった。

劇中の登場人物達がいろいろと問われてるのを見て、自分の中にも何かと気付かされる部分が出てくる。
現代アートに関してはいつ見てもようわからんもんやね。
モンキーマンのシーンには戦慄したわ。
合わない人には全く合わない作品やろうね。
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