もー!もー!もー!
どうしたらいいの!?!?
とんでもない、ホントにホントにとんでもない映画!
まずはこのドキュメンタリーを作ろうと思った監督さんの勇気に敬意だし、今でもなお苦しんでいる多くのシリア人の方々に心から…
あーーだめだ。敬意や思いや願いも、日本で生きている限り、なんだか全部綺麗事にさえ聞こえてしまう。安易に涙なんてのも流せない。そのくらいの衝撃だわ。
ISに立ち向かう彼らが手にするのは武器じゃないの。PC、スマホ、カメラ、そしてなによりも頭を使って戦ってる。
ISに懸賞金をかけられても、家族を殺されても、それでも訴えることをやめない。パラボラアンテナを撤去されて、偽のニュースを流されて、ネットワークが監視されても絶対に諦めない。なんてすごい魂なんだろう。
アタシたちは映画を観終わると、この世界との関わりが終わるけれども、彼らは今もまだ終わってない。世界のどこかで後ろを気にしながら歩いて、死を感じながら毎日生きてるんだと思ったら、もーもーもーどうしたらいいの!?とワナワナするしかできないアタシがいるわ。
この人たちは中流階級。お金持ちだからって自分の身を守ることに徹するんじゃなくて、国ため故郷のために動く。もう考えの根本から違う。参った。
安易に移民は受け入れてはいけない。そりゃそうなんだけれど、こんな境遇の人たちを救ってあげることはできないの?もう何がなんだか分からないよう池上さん。
でも確実にわかることは、とにかくまずはこんな映画からでいいから、知ることよね。観ないと分からないし、知らないじゃだめ、それを深く感じたわ。
ぜひぜひ。