Kaoruさんの映画レビュー・感想・評価

Kaoru

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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.2

美人な人が女優になれるわけではなく、
可愛い人が女優になれるわけではなく、
若い人が女優になれるわけでもなく。
フランシス・マクドーマンドを見て思うのは、モノホンの女優さんってのは内面に何かを魅せて惹
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ミナリ(2020年製作の映画)

4.0

エンドロールの
「すべてのおばあちゃんに捧ぐ」
これがこの映画のすべてだと思う。

ミナリは韓国語で香味野菜のセリのことだけれど、韓国ではセリっていう食べ物が大地に強く根を張り巡らせて、2度目の旬の方
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ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実(2019年製作の映画)

3.5

セバスチャン・スタンってとても正統なイケメンだと思う。ルーマニア生まれだって言うから、バルカンの血が入るだけでコクが出ると言いますか、わずかな分量のあの暗さが好き。

ウィンターソルジャー感が強くなる
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カポネ(2020年製作の映画)

3.4

トムハ、本当に好きなのよね。
時にすんごくカッコよくて、時にすんごく恐ろしい。知性的な役、野生的な役、それぞれ演じれば、この人しかいない!ってなるからすごい。

どの作品のトムハがお好き?
アタシは裏
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ジャスト 6.5 闘いの証(2019年製作の映画)

3.2

ちょー謎な作品すぎて面白かった笑

まず、そもそもの話なのですが、とにかくイラン人の顔が見慣れていない上にみんなもじゃもじゃで悪人顔で、途中までどっちが悪い方で誰が良い人かコンフューズなまま観ることと
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聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

4.0

アタシはものすんごく好き。

ダニエルを演じたバルトシュくんのまぁ魅力的なこと。くっそイケメンというワケじゃないし、年齢もともすれば性別も抽象的な感じで、でもいっぱいタトゥーも入れてるし、悪人顔だし。
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.0

セリフが少なく長回しが多くて意味不明なところもププってなるところもある作品。
そしてまさかのシーツのおばけ笑。このセンス、とっても好き♡

物語の中心はミュージシャンのCとその彼女のM。なんでCとMな
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おとなの事情 スマホをのぞいたら(2021年製作の映画)

3.3

邦画にはとっても疎いアタシですが、原作が好きなので観賞してみましたわん。

本作はイタリアで公開されてから世界18ヵ国でスピード翻訳され上演されたイタリア映画『おとなの事情』の日本リメイク版。

こう
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ハッピー・バースデー 家族のいる時間(2019年製作の映画)

3.8

2021年はサボらずレヴューするぞっと。

2021年の1作目の観賞に選んだこの作品。
主演のカトリーヌ・ドヌーヴをロシュフォールの恋人たちや、シェルブールの雨傘からずっと観ていて(もちろんオンタイム
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

4.2

なんて素敵な映画なの!!
ブルース・スプリングスティーンがなぜにあんなに人気があったのか、とっってもよくわかる作品。ファンの方も、そして聞いたことがなかった人も、全員いい映画と思える作品に違いない。そ
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.6

ニューヨークってのは、さまざまな人が抱えたそれぞれの思いや、夢と希望、または失望と絶望を全部包括した街だと思う。
アタシゃ東京に暮らしているからか、NYを訪れたいと思っても、あんなゴミゴミしたとこにわ
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ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

4.1

とってもとっても素敵な作品。
これがおっしゃる通りアルモドバル監督の自伝的物語と言うならば、こんなにも悲しく、こんなにも優しい人生、愛しくてたまらなくなる。

派手な内容ではないし、激しいアクションな
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エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)

3.4

ベネさん大好きなのよね。
だけど今回ばかりはベネよりモミアゲふっさふさのトムホが愛らしくて、とても役にマッチしていたわ。

最近ハリウッドってのは役者不足なのかしら。
エジソンもウェスティングハウス(
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ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)

4.0

ロバート・ダウニーJr.がとっても好き。仲間たちとの映像を観る限り、本当に人徳のある人なのだろうと思うし、実際にいい旦那さんだろうし、いいパパだろうし。若い時よりも年齢を重ねていくごとに素敵になってい>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.5

この作品とは関係ないけれど、ちょっと言わせて頂戴。

泣ける映画がいい映画だと思っている人々が嫌いです。そもそも「泣ける」ってどういうことよ?泣きたくて映画観るなら、誰かの葬式行ったらいいし、もっとも
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

えっと…ち、ちょっと待って。
レヴューを書きながら頭整理するから、まとまらないかもしれないけれど、頑張る。いやーまって。落ち着けアタシ。

すんごい大好きなジム・ジャームッシュ監督が、実力派俳優人をひ
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.0

ヒュー様もザックも歌が上手くて、相反するジェントルメーン。さてあなたはどちらがお好み?という映画。(多分違うけどw)

何回か鑑賞していたけれど、レヴュー書いてなかったみたい。
今回は家族で鑑賞。改め
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神様の思し召し(2015年製作の映画)

4.2

ちとお恥ずかしい話、アタシこう見えてサッカーがめちゃめちゃ好きなの。セリエA専門です。もちろん日伊親善大使として知っておかねばならないってのもあるけれど、今ではこの国の地味でマニアックなサッカーがとて>>続きを読む

フリー・ファイヤー(2016年製作の映画)

3.0

貧乏な人間が一生懸命頑張るのは正直そこまですごいことではないのでは、と思うの。もちのろんですごい人もいる。でも貧乏っていう環境が頑張らせている場合もあって、その人がうんとリッチな家柄に生まれていたらば>>続きを読む

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.4

女子のビタミンムービー。
とにかくマーゴット嬢がキレキレに悪かわいい♡

これまでに女子と付き合ったことがありません。そんな自分でも21才にしてはじめて彼女ができました。(しかし春からは大学4年で就活
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

4.7

もうひとりのジョン。
ジョン・スノウもかっこよかったけれども、ドノヴァンだって引けを取らないわ。それにしてもイケメンってなんであんなに苦悩する姿が似合うのかしら。そしてなんて美しいの。

アタシはこの
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ザ・ルースレス ~とあるマフィアの転落人生~(2019年製作の映画)

3.0

かおちゃんのひとりごと
(誰かさんのまね笑)

この映画とは全く関係ないのだけれどね、つくづくアタシは映画バカだなぁと思う。
ついにぞ8時間20分の映画の予約をしてしまったわ。午前中11:30からスタ
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.3

ネタバレしたらおもんない映画だし、タネも仕掛けもありありの映画だし、こりゃここに書けないわなぁ

自分で言うのもなんだけど
アタシ、意外と乙女なのよ♡

ホラー系映画ってとってもとっても苦手で、宇宙人
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娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

4.3

これ、観たほうがいいわよ。
アタシたちの知らない世界の話だから。

これはね、アラブの春のあとのシリアの大都市アレッポの惨劇ドキュメンタリー映画。
同じくシリアの映画で『ラッカは静かに虐殺される』って
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野性の呼び声(2020年製作の映画)

3.3

あれ?犬と冒険って話じゃなかったのか?
予備知識もなく観たものだから、ハリソンと犬が冒険しまくって絆すげーだろーって映画だと勝手に思い込んでたものだから。

最初、犬ぞりの話で、こりゃタローとジローの
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

4.0

ねぇねぇ。
誰か知ってたら教えて。

最近ね、封切られた日の初回の上映で映画を観ると、結構な割合でどこの映画館でも入口のドアから壁に2〜8人くらいの人々が一列に立ってて、でね、上映が始まるといなくなっ
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.0

スパイク・リー監督、そんなに嫌いじゃなかったけれど、社会派すぎてアタシにゃちと重いよぅと思うこともあったし、タラちゃんを全否定していたときは、あぁ〜分からないやっちゃなぁ堅物めって思ってたけれど、なん>>続きを読む

2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

3.5

もうね、途中からアンソニーホプキンスがヴェネディクトにしか見えなくて、それだけでもマルな作品です。

この作品の1番すごいところは、ヴァチカンのシーンは、別荘のシーンもシスティーナ礼拝堂にしても、ぜー
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

第三者がとうてい分からない、夫婦同士の間柄ってのがあると思う。周りが見たらくんだらねってことや、ちっちゃいことなんかでも、イライラや口喧嘩や嫌味や、そしてたまには仲直りやキスやハグや、そうやって右に左>>続きを読む

チャーリーズ・エンジェル フルスロットル(2003年製作の映画)

3.5

続編まで観てしまったアタシ、やはりお疲れなのかしら。

チャーリーズ・エンジェル・シリーズで1番の収穫は、アジア人がこんなにも美しいということを世にたらしめたことじゃないかしら。もちろんそれまでにも十
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チャーリーズ・エンジェル(2000年製作の映画)

3.5

身体や心が弱ってる時に観たい映画ってあるじゃない?
アタシにとってはこの作品がそう。

本当に申し訳ないことに女性が主人公のアクションものはリアル感を出そうとすればするほど嘘くさい感じになってしまって
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ソン・ランの響き(2018年製作の映画)

4.0

最近ヴェトナム映画がキュンキュンしちゃう。

ヴェトナムの民族楽器にソン・ランってのがあるの。
形はバンジョーのようで2弦かな、3弦かな、音色はシタールにも似た感じの楽器。
当然その楽器を通じて、人と
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.6

この作品に娯楽を求めるとしたらそんな愚かな話ってないわ。
面白いか面白くないかの映画ではないの。

出世できたのになんで訴えるのとか、自分だって自ら好んで選んだんでしょとか、あとはアタシたち一般人だっ
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名もなき生涯(2019年製作の映画)

3.2

本当に本当に本当に信念を貫くと腹に決めた人って「何の意味があるの?」なんて考えないし問わないものなんだな。

貫いた人と、それを支えた人の崇高な物語。

白状すると、テレンス・マリック監督は『ツリー・
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ふたりの J・T・リロイ ベストセラー作家の裏の裏(2018年製作の映画)

3.2

コートニー目当てで観たけれど、とてもとても考えさせられたわ。

ホントさ、なんだか世の中が偽善者であふれてる。たしかに世の中を欺いた人の実話の物語だけれども、じゃぁ彼女たちはどうして自分を偽るようにな
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.7

そりゃ戦争モノなのだから、それなりに残酷に決まってる。

でも、なんだろ。
ちょっと不謹慎な言い方かもしれないけれど、時として使命ってのは、人の命より重くなることがあるんだなぁと。
決して命を軽んじて
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