映画だけではなく、テレビ・ラジオなどでも耳にすることの多い「あの映画のテーマソング」。
意識することは少なくても、知らないうちに私たちの記憶にその映画をしっかりと刻みつけるトリガーになっている。
豪華な名曲ラインナップと共に映画音楽の世界を掘り下げる音楽ドキュメンタリー。
私自身映画音楽が大好きで、割と映画と劇伴は深く深く密接しているなと前々から思っていたんだけど...まさにその通り！
この映画では映画界のビッグネームな監督たち、作曲家たちが制作の経緯やエピソードを流れに沿って熱く語ってくれます。
フィルムが上がって打ち合わせをして、オケと収録をしてミックス...本当に大変な流れだと思うけど、それを経て最高の音楽を作っている作曲家の方はすごい。
本当にリスペクトすべきだな〜と感じました。
私の大好きな映画に「シェイプ・オブ・ウォーター」という作品があるのですが、作曲家のアレクサンドル・デスプラ先生も出ててギャー！と叫んでしまった笑
前述の映画の劇伴が本当に大好きで、映画中2人が心を通わせ深い愛情を感じるシーンで流れる音楽は本当に美しくて。旋律に合わせて感情が強く揺さぶられて、とてもスクリーンの2人を愛おしく感じて...涙を流した記憶を鮮明に思い出しました。
映画において感情を感じさせ、また観客に共感を呼ばせる一つのアイテムだと思う。
「音楽は形がない、触れられない」と劇中でも言っていたけれど、確かにそうなのに強く心を打って、時に強く涙を誘われて、強く興奮させられるあの強さはなんなんだろう。
映画の帰り道にサウンドトラックをダウンロードして感動を反芻する時間をもっと楽しめる、素晴らしいドキュメンタリーでした。ありがとう！
