囁きのwhisper

南部の唄の囁きのwhisperのレビュー・感想・評価

南部の唄(1946年製作の映画)
3.7
【渋谷TSUTAYA VHS回収】
スプラッシュマウンテンの題材になった作品とのことだが、白人と黒人の描き方が問題視されているらしく、円盤化や配信では観られない、事実上封印されている作品とのこと。
渋谷TSUTAYAにも3本あるのだが、何度訪れても全部借りられており、ようやく1本だけあったのを鑑賞(ダミーをレジに持っていって交換してもらう形式で、厳重なケースに入って渡される徹底ぶり)

黒人の召使であるリーマスおじさんが、白人の子供達に“ウサギどん”たちのお話を聞かせる模様を、実写とアニメーションの入り混じる手法で描く。
実写とアニメの組み合わせは今となってはよくあるものの、1946年という時代にここまでのクオリティの作品が存在したことに驚き。アニメーションも、いつものディズニーらしい超なめらかなトゥーン表現。

ウサギどんの話もなかなか面白く、めちゃくちゃ恨み買ってるせいで頭カチ割られそうになってて笑った。

何が差別的なのかと疑問だったが、むしろ“差別を描いていない”ことが問題なのか...
変更になる前にスプラッシュマウンテン行っておきたいね。
囁きのwhisper

囁きのwhisper