tetsu

聖なるもののtetsuのレビュー・感想・評価

聖なるもの(2017年製作の映画)
4.1
監督の前作『花に嵐』が面白過ぎたため、U-NEXTで続けて鑑賞。

映画サークルに入ったものの、一作も完成させることのないまま、大学3年生になった「岩切」。
ある日、新歓時期に現れる"謎の少女"の噂を聞いた彼は、彼女を探しだし、映画作りを始めるが...。

前作同様、新歓時期に「謎の少女」と出会った主人公が、映画作りを始めるという半ばセリフリメイクに近い内容。
しかし、ムーラボとなった事で、ボンジュール鈴木さんの楽曲が作品を彩ったり、ヒロインの一人に小川紗良さんが起用されたりと、確実に映画としてのクオリティは上がっていた。

また、前作にはなかった動画サイト、アニメーション、特撮といった演出も、素直に楽しかった。

相変わらず、よく分からないラストは気になるものの、添い寝する小川紗良さんと、若干、異常性を感じる芸術家の松本まりかさんが見れたので、個人的には満足でした。

そして、多分、この監督は「映画」と「ヒロイン」に恋して、それをぶつけてるから、こんな映画を撮れるんだろなぁ~と。
その熱意と実行力に単純に嫉妬しました。

参考
ii
https://isola-ii.tumblr.com/
(監督のtumblrその2。いや、どうやったら、そんなに可愛く撮れるんだよ...。早く写真集出してください。笑)
tetsu

tetsu