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ハッピー・デス・デイのさんぴんのレビュー・感想・評価

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)
3.0
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#映画備忘録 #20200116
#ハッピーデスデイ
監督/クリストファー・ランドン
脚本/スコット・ロブデル
#HappyDeathDay
2019/アメリカ/96分
#Amazonプライム #映画部
#映画好きな人と繋がりたい
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Today is the first day of rest of your life.
前々からTLでよく見かけてて、高評価なのは
知ってたけどなかなか観るに及ばずで。
ディズニープラスに入るかどうか悩み過ぎて
頭痛くなってきたのでとりあえずで鑑賞。
お話的には自分が殺される日を何回も
繰り返すタイムループもの。似てる話で言うと
オールユーニードイズキルとか、
ミッション8ミニッツとかルーパーとか。
邦題をもし付けるなら時をかけるビッチでいかがでしょうか。
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監督はクリストファー・ランドン。
パラノーマル・アクティビティの2・3・4で
脚本として、呪いの印で監督に。
他にもシュワちゃんの息子パトリックが
出てたゾンビワールドへようこそ(2015)も。
ざっくりまとめてしまうとB級ホラー監督。
脚本のスコット・ロブデルは90年代頭の
アニメ版X-MENだったり、ゴジラ・ザ・シリーズ、
長編映画だとトミー・リー・ジョーンズの
チアガールVSテキサスコップ(2005)の人。
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そもそも脚本自体は2007年には存在してて、
でも時代を先取りし過ぎということで
ずっと暖められていた企画。ちなみに
07年の時にはマイケル・ベイを監督にして
映画化する話があったそうな。
ベイ版のハッピーデスデイはそれそれで
凄く観てみたい気もする(笑)
それがあって本作の大学の名前はベイフィールドなんですって。
もしベイが監督してたら多分殺害シーンは
もっと火薬と爆発にまみれてるだろうなと。
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映画は「普通」に面白い、ウェルメイド。
ただ最近だとこの「普通」に面白い映画に
出会うことも難しいので(笑)
お話はホラーというよりホラーコメディ。
最終絶叫計画とかそういうのに近い。
ホラーコメディ+タイムループもの。
ホラーの要素に関してはさすがのブラムハウス。
殺人鬼が微妙に見切れてたり、鏡だったり
ホラーとして魅せる所はきちんとしてる。
ただそれ以上にコメディ色が強いよね(笑)
そのコメディ感と、タイムループものの
面白さ、そこにコメディはコメディでも
「殺される時のリアクション」っていう
ブラックコメディ要素(命名スタイリッシュ不謹慎)な
笑いの要素も入ってて最高でした(笑)
ホラー要素も、ブラック含むコメディ要素も、
タイムループものとしても面白い、この辺
しっかり抑えるとこを抑えてるからこその
ウェルメイド感なんでしょう。
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中でもタイムループものとしての楽しさは
今回良かったかなと。
1回1回殺される度に容疑者を探して、
あんたじゃないの!?って思いつつ殺されるっていう(笑)
ちなみにここでノートに赤字ででっかく
SUSPECTS LIST!って書くんだけどそれが
もう最高にバカっぽくて笑いました。
そんで3人目の容疑者かな?あの不倫相手の
奥さんを見張る時のあのいかにもな変装?
あの辺もバカっぽくて大好きな感じです。
あとはしつこく迫ってくるストーカーまがいが
実は。。ってとこも、不謹慎さ丸出しで良い!
でもちゃんとあのベビーマスクが出てくると
びっくりするからホラーになってるよね。
ちなみにあのベビーマスク、デザインは
スクリームのマスクデザインした人と同じ。
監督が丁度赤ちゃん産まれる時で、マスクは
ベビーフェイスしかないって思いからあの顔に。
でもあくまで大学のマスコットキャラだし、
怖いだけではなくキュートさも必要だから
デザインには苦労したんだとか。
いざ出来上がったものを監督自ら被り、
オフィスの同僚脅かしたらびっくりしてくれたから
これでいこう!ってなったらしい(笑)
裏話繋がりで言うと、主人公ツリーが
全裸で大学内を歩くシーン。あれ撮る時
大学を完全閉鎖してなかったから、
スタッフが演者の裸盗撮されないように
周りグルグルパトロールしてたって、
しかもその状況で2.3回は録りなおししてる
っていう無駄な気合いの入りよう(笑)
主演のジェシカ・ローテは映画のキャラと
同じく、解放的な気分になれて最高だったって
インタビュー記事に書いてたけど、スタッフの
皆様ほんとうにお疲れ様でした(笑)
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まあすったもんだあって、ようやく犯人を
追い詰めた!倒した!かーらーのー、が
良かったね、ミスリードな感じかと思いきや
意外と前半に伏線的なセリフもあったりして。
詳しいことはネタバレになるので言いませんが。
あと皆さんあれ気になりません?
ビールの歌を歌ってる人達。
あの歌はあれです、マザーグースの
TenGreenBottlesHangingontheWalls
(みどりいろの5本の瓶)っていう数え歌の
ボトルをビールに入れ替えたいかにも
大学生がやりそうな替え歌ですね(笑)
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とにかく、ながら見でもしっかり見でも
普通に面白い映画です、オススメです!
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