恭介

フラットライナーズの恭介のレビュー・感想・評価

フラットライナーズ(2017年製作の映画)
2.9
フラットライナーズ=臨死体験をした人々

死ぬと心電図のラインが一直線のフラットになる事からくるもの。

本作はどんなジャンルの映画でもソツなくこなす職人ジョエル・シュマッカー監督の同名映画のリメイク作。
迷走期のバットマンからセントエルモス・ファイヤーって幅、広すぎな監督(笑)

元ネタの方はサスペンスドラマをベースに
ちょっと隠し味としてホラー要素を足した感じだったが、本作は真逆のホラーベースにサスペンスを足した感じ。

元ネタの映画より主要人物を増やしたからか、やたら上映時間が長く感じられるほど間延び感があった。サスペンスで物語を牽引するタイプじゃないので、臨死体験した4人それぞれの悪夢を全てホラータッチで見せられても、飽きがくる。
個々に悪夢の魅せ方を変える工夫とかあればまだマシだったかもしれない。

話の根本はオリジナルとかけ離れたもんでもなく、割と忠実になぞってる方。
個人的にはオリジナルに対してそこまで思い入れがある訳じゃないので、かなりフラット(笑)な気持ちで観賞したのだが・・・

だから余計にリメイクする需要があったとは思えないし、低予算で利益回収がしやすいホラージャンルに乗っかりました!と開き直った製作陣の顔がチラチラ見えてなんだかなぁーって感じ。

それならこう、もっと、ほら、アレですよ、えーと、ね?いや、そうじゃなく、だからこう・・・だああぁぁぁっ!て、なった(笑)

ネタ的には面白く話を広げる要素はもっとあったと思うんで、次に本作を蘇らせる時にはもっと強いショック療法でお願いします。
恭介

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