「フリクリ オルタナ」
待望の続編にして、思いもよらなかった続編。クソッタレな世界と少年の物語は少女4人の日常、半径5メートルの"セカイ"のお話へと変わっていた。
驚きました…けれどこれが現代の若者のリアルにも思える。
18年で日本も僕らも歳をとった。サードインパクトは起きなかった。
18年前、僕らは何となく先行きの暗い未来を予感しながらドントトラストオーバー30なんて思っていた。それが信じるロックだった。
でもアレはアレで甘ったれで…。
今の子達はもっと肌感覚で巨大な破壊を知っている。だから日常とか友達とか僕らより切実に求めてるんだろう。
オルタナはHIP HOPなんだ。
18年の時を経て「フリクリ」な僕らと「オルタナ」今の若者達。
同じ民族でも響く言葉も音楽も違う。悲しいかな僕らは既にハル子に「ちっせえなぁ」と笑われるおっさん、おばさんなのだ。
けれど物語は続く。
知ってるかい？プログレってのは進歩的、革新的な音楽なんだぜ。
もう一度僕らは邂逅する。
