劇場版 フリクリ オルタナの作品情報・感想・評価

劇場版 フリクリ オルタナ2018年製作の映画)

上映日:2018年09月07日

製作国:

上映時間:135分

ジャンル:

3.1

あらすじ

「劇場版 フリクリ オルタナ」に投稿された感想・評価

「”フリクリ”らしさは薄まった続編」

全6巻のOVAシリーズ、17年振りの続編。この後すぐ公開された「プログレ」との2本立て。前作は朧げだった記憶しかないが、なんか分からんけどハマったという、好きな理由が上手く言語化できない作品だった。少年少女の青春にゴリゴリの理不尽SFバトルという訳の分からなさ+全編に渡るピロウズの楽曲が相乗効果が相まって良かったのかなあ。

今回の続編、映画なんだが、前のOVAみたいに6つのエピソードで区切られていてそれぞれアイキャッチやサブタイもある。女子高生4人の青春物語にいつも通りのSFバトルをミックスさせた内容。主人公だけじゃなく後の3人がメインの話もある。

だが、前作と比べるとトコロドコロ雑さが目立つような気がした。ピロウズの曲がかかるタイミングや、テンポの良さ最優先であっさり気味のイベントなど。あとハル子ってこんなウザいキャラだったっけか。前作ではウザいけど味のある感じだったような。あとコレ言っちゃうけど、フリクリ要素を無理くり足した凡庸なジュブナイルになるような。フリクリらしさはあまり感じないように思える。

ラストエピソードは若干の後味の悪さも含めてフリクリっぽいな、とも思ったけど、そこに至るまでの過程が唐突だったし、ちょっとネタバレになるが、ペッツの家庭環境も詳しく描かれてないので想像の域を超えない。ラスボスもあっさり気味。

でも不満多めだが、思ったほど悪くなかったよ。女子高生4人とも可愛いしゴリゴリ動くアクションシーンも満足。評判良くないのを見てたので身構えて視聴したんだが、全然見れた。この後「プログレ」を見てこっちのが断然面白かったみたいな感想にならなあコトを祈る。
EDの「star overhead」がかかった瞬間に号泣した。フリクリではないがちゃんとフリクリだった。
2018 61本目
9.16 MOVIX宇都宮

前作はよく覚えてないけどちゃんと続編してた…気はする
でも新キャラJKの青春物語に重きを置きすぎた感と
the pillowsの曲が薄くてフリクリ感はうーん
それと20分×6の構成が思った以上に長く感じて疲れた

でもJKたちが可愛かったのでアニメ映画として見ればOKです
the Pillowsの曲の使い方がもったいない。曲の使い方ひとつで映像の印象は大きく変わるということを教えてくれました。
fsth

fsthの感想・評価

2.0
当時、フリクリが面白かったのは画的にも、物語的にもメッチャクチャだったから。なんだかフリクリのフォーマットを使って普通のアニメを作りましたって感じ。後半ちょっとグッときたけど。ガッカリ。
nobuo

nobuoの感想・評価

3.4
前作にあたるOVA版フリクリは高校生時代に後追いで鑑賞。ミスチル→the pillows→フリクリ...という「好きなもの連想ゲーム」で知り観た結果、凄まじい衝撃を貰った。前衛的なストーリーにセンスの塊のような演出の数々、随所で流れるpillowsの名曲達の親和性。
流石に完璧な名作だとは思わない。突っ込みどころは多いし、所々ノリについて行けず辟易する部分もある。しかし「芸術的な才能がある人たちはこんなモノが創れるのか。俺みたいな凡人には絶対無理だ。」多感な時期にこんな劣等感すら覚えさせるほど(そもそもクリエイターやアニメーターを目指していた訳ではないが)の作品であることは間違いない。10年経った今もなお、その衝撃は忘れられない。


...続編となる本作の不安要素はあまりに多すぎた。総監督が「少林少女」の本広克行(ドラマ「SP」は好き)。関係者のTwitterを見る限り相当揉めたらしい現場。何より主演の新谷さん(a.k.a.グリッドマンの六花ママ。そもそもあの人絶対フリクリのハル子がモデルだよな)が脚本家をガチでdisっていたのを見てしまい、ゲンナリした俺は劇場に行くのをやめた。そして結局弟が買ったBDを借り鑑賞。


先述の通り、フリクリの良さは感覚的な「気持ち良さ」にあると感じていた。映像的な快感と音楽による高揚感、この二つ。
その点、本作はその快楽があまり感じられなかった。製作陣がほぼ総取っ替えされているようなのでその影響? 庵野秀明らがバッチリ関与していた前作との比較は酷かもしれないが。
細かい設定の解説やストーリーの辻褄合わせなんて必要無いから、せめてこの点をとことん突き詰めてほしかった。


「名作と呼ばれる作品とその続編、別々の視点で見ればどちらも良い作品」というケースは多い。最近の自分の中では「ブレラン」と「2049」がそれに当たる。
だから「前作は前作、本作は本作」として切り離すべきなのはわかっちゃいる。わかっちゃいるけど、それを切り離して評せなくなった自分がいる。一時間前に観た本作よりも、はるか昔に観た前作の方が脳裏に鮮明に焼き付いている位だから。それを塗り潰すほどの濃さも、別のアプローチから殴り込まれてぶっ飛ばされるインパクトもなかった。どうしてもそう考えてしまう。


...映像面で一応印象に残ったのは、主人公達の女子高生グループが服をひん剥かれて数分間カーテン越しの全裸シルエットで進行する場面と、実写映像に愛嬌のある4頭身キャラが重なる切ないエンディング位か。後は前作の焼き直し乃至劣化コピーのような演出ばかり。
音楽面にはさらにガッカリ。pillowsの楽曲の使い道がことごとく上手くない!ビシッとキメられそうなシーンに限ってアガるイントロをことごとく台詞で被す謎采配はいただけない。
ただ、エンディングで流れる書き下ろし主題歌「Star overhead」は良かった。個人的には「Rodeo star mate(日本版スティッチ主題歌!)」以来8年ぶりの名曲。前作に対するアンサーソングのような歌詞とメロディでストーリーのほろ苦さ・切なさが増幅された。終わり良ければ全て良し...とは言わないが、0.3点くらいは加点されたというのもまた事実。

権利関係で無理だろうけれど、作風からしてプロダクションIGよりもガイナックス色が濃い目のトリガーが製作していればここまで世評が賛否(どちらかといえば否寄り)に分かれることもなかった...と思う。スタッフロールによると一応トリガーも作画の面で関与しているみたいだけれども。

もう一つの続編「プログレ」はどんな出来になったのか、程々の期待をしつつ観ます。
これは、精一杯に青春を生きる少女たちの物語だ。

飛び抜けたセンス、ぶっ飛んだキャラクター、脈絡のない過剰な演出、そしてそれを支える圧倒的なアニメーションとしての力。前作『フリクリ』は、圧倒的なオンリーワンを持った作品であり、比較対象として用いるには不適切な作品。あれはあれ。これはこれ。

今作『フリクリ オルタナ』は、少女たちを作品の軸に据え、フリクリ的な表現を使いながら、彼女たちの理想と現状の狭間で悶々とする、思春期には“ありがちな葛藤”を、しっかりとストーリーに沿って描く、青春アニメなのだ。

比べちゃダメだ。別物として捉えるべきだ。

個人的には、彼女たちの痛々しさとクールなthe pillowsの楽曲の組み合わせは心地よかった。まさに青春。
フリクリの形をした何か…ただのオルタナだと思って観たとしてと微妙
SHOTAISM

SHOTAISMの感想・評価

3.1
フリクリ好きな人の為と言うより、ハル子さんが好きな人の為の映画

酷評も多かったので、あまり期待せずに鑑賞。

早い話、個人的には面白かった。女子高生4人の嫉妬や喜び野望と友情の日常の中にチラチラと現れるハル子さん。人間の醜い感情を爽やかに描いていたり、完全にスッキリさせないところが現実味を感じさせる

見所はアニメーションの動きの良さと、キャラクタの見せる様々な表情。どちらも制作に時間をかけてこだわっているのがとても分かるのが良かった。

キラキラでドロドロ、でも悪くない。
近々プログレも近くの劇場で上映するのでチェックします
紫音

紫音の感想・評価

3.5
フリクリ入門、といった具合には話が分かりやすくてシンプルでした。角を削って丸くなった感じ。

フリクリっぽくないと言えば確かにそうかもしれませんが、それはOVA版と比較したらの話であり、今作の「オルタナティブ」という副題からも考えられるように、素直に「もう一つの新しいフリクリ」として見れば良いのではないかな、と思います。

新井さん演じるハル子もいつも通りフルスロットルなので見ていて楽しかったです。アクションシーン等動きのある所は、セル画の味が無くなっているのは寂しいですが、IGさんよくやってくれた!と言いたいですね。(まぁOVA版にも関わっていたので当然といえば当然…?)
あと要所要所に有名アニメへのオマージュやパロディがあったので見ていて楽しかった…!ガイナックス成分多めで良かった😊

今回ハル子に振り回されるのは、主人公カナを含む4人の女子高生グループで、今後の進路について考えていかなければならない時期に頭を悩ませていました。
『いつまでもこの時が続けばいいのに……このメンバーで一生楽しく遊んでいたい……!』
そんな思いとは裏腹に、時間というものは流れて大人にならざるを得なくなってしまうのが現実というもの。そんな姿を見て、大学3年である自分にも重なるものを感じて心が痛くなってしまいました…。大人になりたくないけど、ならないといけないんだなぁ……辛いなぁ……😨

しかし120分越えは長かったなぁ!構成的にもOVA4〜5話分くらいを一気に魅せられた感じだよほんとお腹いっぱいです!
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