LEO

ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!のLEOのレビュー・感想・評価

3.0
つまらなく無いけど、全てが振り切れずに終わってる非常に中途半端な印象の作品。

リュック・ベッソンらしい派手なアクションから始まったと思いきや、ストーリーが進むにつれて全然地味になっていくし、そもそもその派手な戦闘の元となった作戦の意図は一切語られず。
おい、キャッチコピーの「ド派手にやろうぜ!」はどこ行った?

軍の設備を完全私的使用しての埋蔵金発掘と横領(未遂)や最終的にそれを許す軍本部とか、「ありえねぇだろ!」と何度も叫びたくなるほどのハチャメチャ設定満載で『特攻野郎Aチーム』か『パラダイス・アーミー』のようにスカッと振り切れてメチャクチャやるのかと思いきや予想外にシリアス展開のテイスト。

長官曰く「この騒ぎによってお前たちは色んな連中に狙われることになったのを忘れるな」という事だけどラストの戦闘以外狙われたのチンピラに一回だけ(しかもチームの1人だけ)だし、軍的に“厄介の中心”である敵のリーダーは、ほとんど出番のない脇役にあっさりやられちゃうw

ついでに言うと原題の「Renegades」は「裏切者」という意味だが、そんな奴いたか?って感じ。

と、いろいろ挙げてみても「何だこの作品!?時間損した!」ってならないのがリュック・ベッソンの手腕ってことなんだろうけど。
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