kazu1961

ビール・ストリートの恋人たちのkazu1961のレビュー・感想・評価

3.6
「ビール・ストリートの恋人たち」
原題「If Beale Street Could Talk」
2019/02/22 公開 アメリカ作品 2019-046

本年度アカデミー賞助演女優賞、レジーナ・キング!!おめでとうございます🎉

光の印影あふれる映像とジャズの流れる中、おずおずと互いを慈しみながら身をまかせて行く若い恋人たちの姿が息を呑むほど美しい。
ジェンキンス監督は、前作に続き、ハードでアンフェアな人生の中にも確実に存在する、きらめくかけがえのない宝物たちを見せてくれました。そして、どんな制圧のなかでも人の心が屈することはないのだ、とそう思いました。
長編映画初出演なのに初出演という注目の期待の新人キキ・レインの演技も熱演!
それにしてもレジーナ・キングの素晴らしい演技、魂の演技ですね!!第76回ゴールデン・グローブ賞をはじめ、全世界の数々の映画賞で栄冠に輝いてきたレジーナは、アカデミー賞には初ノミネートにして初めての受賞となりました。

「ムーンライト」でアカデミー作品賞を受賞したバリー・ジェンキンス監督が、1970年代ニューヨークのハーレムに生きる若い2人の愛と信念を描いたドラマ。ドキュメンタリー映画「私はあなたのニグロではない」の原作でも知られる米黒人文学を代表する作家ジェームズ・ボールドウィンの小説「ビール・ストリートに口あらば」を映画化し、妊娠中の黒人女性が、身に覚えのない罪で逮捕された婚約者の無実を晴らそうと奔走する姿を描いた。オーディションで抜てきされた新人女優キキ・レインと、「栄光のランナー 1936ベルリン」のステファン・ジェームスが主人公カップルを演じ、主人公を支える母親役で出演したレジーナ・キングが第91回アカデミー賞で助演女優賞に輝いた。
kazu1961

kazu1961