ちょっとこれは擁護しようがないくらい退屈だった
アニメ版ダンボの良さをとことん叩き潰し、いらない色々なものを付け足して差し出された感じ
ケイシージュニア、かわいい坊や、ピンクの象、などなど、ダンボといえば外せないよねという要素は押さえてくるものの（でもさすがにカラスは出せなかったみたいですね、まあしょうがない）、とりあえずここらへん出しとけばあとは好き勝手やっていいっしょ！という免罪符として使っているように見えた
ダンボというのはいわば社会の外れ物で、同じ外れ物であるネズミのティモシーやカラスたちの力を借りて空を飛ぶ、つまり自分のハンディキャップを長所に変えるという極めてディズニー的なテーマを詰め込んだ素晴らしい作品で、その実写化となればシザーハンズの監督であるティム・バートンにぴったりだと思ったのだが、、
アリスといい、ティム・バートンによるディズニー実写化はなかなか上手くいかないですね、、
良いところをあげておくと、マイケル・キートンは最高に気持ち悪くてよかった
あれは間違いなくウォルト・ディズニーをデフォルメしたキャラクター
近年わりとウォルト批判のようなキャラクターがディズニー内部から生まれていて、健全な流れだと思う
あと哀愁漂う父親役としてコリン・ファースはもう鉄板なんでしょうね
ウォルト・ディズニーの約束のバンクス氏は、コリン・ファースを介してダンボの世界で救われていたのか、というこじつけができたのでよかったです
