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八つ墓村のkazu1961のレビュー・感想・評価

八つ墓村(1996年製作の映画)
3.2
▪️JP Title :「八つ墓村(1996)」
Original : ※※※
▪️First Release Year : 1996
▪️JP Release Date : 1996/10/29
▪️Production Country : 日本
🏆Main Awards :※※※
▪️Appreciation Record : 2020-692 再鑑賞
🕰Running Time : 127分
▪️Director : 市川崑
▪️Writer : 大藪郁子、市川崑
▪️MusicD : 谷川賢作
▪️Cast : 豊川悦司、浅野ゆう子、高橋和也、岸田今日子、岸部一徳
▪️Review
豊川悦司、浅野ゆうこ、高橋和也、岸部一徳 vs 渥美清、小川真由美、萩原健一、緒形拳。。。市川崑による17年ぶりの金田一映画ということで当時、かなり期待して観に行った記憶があります。
市川崑監督ならではの、比較的原作に忠実なドラマ展開を淡々と示し、たたりを利用した論理的殺人事件の全貌を表していこうとした、ミステリーの王道といえる見事な演出です。“よし!分かった”の加藤武が等々力警部が復活したり、“しまった”の金田一耕助の台詞などは市川崑監督ならではですね。しかしながら残念なのはやはり金田一耕助が石坂浩二では無かったこと。ナヨッとした豊川悦司ではチョット。。。
個人的には前述したキャストの強力さと、たたりが実在すると捉えた野村芳太郎監督の『八つ墓村』の方が強く心に残りましたね。
でも思うのは、同じ原作を扱いながら、こんなに方向性が違う作品を作り上げること自体、野村芳太郎、市川崑、やはり2人とも凄いですよね!!

物語は。。。
岡山と鳥取の県境に位置する山村、八つ墓村。この村には戦国時代に村人によって惨殺された8人の落ち武者の祟りがあると言い伝えられていました。ある日、天涯孤独の青年・辰弥はこの村に400年も続く資産家・田治見要蔵の遺児であると知らされ、家を継ぐよう頼まれます。辰弥が村に入るに当たって、彼の身を案じた弁護士は、名探偵・金田一耕助に警護を依頼するのでしたが。。。

エンディングもまったく異なる二作、好みは人によって違うかもしれませんね。。。

あと、印象に残ったのはエンディングソング「青空に問いかけて」は、テレビドラマ『俺たちの朝』の主題歌を作曲家・小室等がセルフカバーしたものですよね!!

▪️Overview
岡山と鳥取の県境に位置する山村・八つ墓村で起こった連続殺人事件に、名探偵・金田一耕助が挑む本格推理サスペンス。監督は「忠臣蔵 四十七人の刺客」の市川崑で、金田一シリーズを手掛けるのはこれが6本目となる。横溝正史の同名ベストセラー長編小説を、市川と「幸福」の大藪郁子が脚色。撮影を「忠臣蔵 四十七人の刺客」の五十畑幸勇が担当している。主演は「男たちのかいた絵」の豊川悦司で、新しい金田一像をつくりあげた。出演はほかに「藏」の浅野ゆう子、「目を閉じて抱いて」の高橋和也、「学校の怪談2」の岸田今日子、「ビリケン」の岸部一徳ほか。(引用:映画. com)
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