拠り所のない一人ぼっちの気持ちも
初めて分かり合える友達と出逢えた喜びも
上手く生きられないもどかしさも
ジェームズはまるで過去の自分の姿の様で
大人になる為に閉じ込めた気持ちに
分かち合えなかった"正しさ"に
あの熊の姿を見た気がした。涙。
スイートでファンタジックな物語の直ぐ隣に苦々しい現実の重みが同居した作品で、エモさと重苦しさで高低差のある展開の波状攻撃に身悶えっぱなしだった。
この世界の住人達がジェームスの背中を少しづつ後押しする姿が涙ぐましいのはきっとこの塩梅の絶妙さ故だろう。
なんと言っても劇中のマーク・ハミルの存在感は抜群で、役柄が彼の元々持ってる"ルークとしての聖人像"と"アニメーション声優としてのコミカルさ"両方を余すことなく使いきっている印象だった。
彼が物含んだ表情をするだけでグッと非現実的な物語のリアリティーを底上げしてくれるからほんと流石だなと。
とても楽しみにしていた作品だっただけに一足先に試写会で観られる機会が頂けて本当に嬉しかった！
cocoさん本当にありがとうございました！
パンフレットもTシャツも欲しいのできっともう一度観に行きます！！
