ぐっさん

ワンダーウーマン 1984のぐっさんのレビュー・感想・評価

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)
4.9
2020/12/18ユナイテッドシネマ札幌IMAXレーザーシアターにて鑑賞。
2020年劇場映画館鑑賞大トリとなります。締めはやっぱハリウッド超大作ですよ~。

 コロナの状況下の中で今年後半の映画業界は邦画・アニメで日本も厳しい局面を何とか乗り越えた中、各劇場公開大作ハリウッド映画は配信または延期が続き、頑張っていただいたのはノーラン兄さんの作品「テネット」で劇場鑑賞が終わってしまうのかと思っていました。この作品も数回の延期を経て来年持ち越しかという状況でしたが、なんとギリギリ年内公開をしてくれるというナイス判断をしていただき、しかも世界公開に先駆けなんと日本のみ1週間早く公開してくれるという素晴らしいプレゼントともいえる判断をしてくれたワーナーブラザーズさんに感謝感激でございます。(もう、ワーナー兄弟とお呼びしたいぐらいありがとうございます(笑))

 まさに当たり役と言ってもいいDCシリーズヒーロー作品であり、制作も担当している私の大好きなハリウッド女優第1位のガルガドット主演最新作。
 鑑賞しましたが、いやぁ~想像以上にすばらしかった。パート1より好きだし、しかも今回はただの悪を倒せばいいだけのヒーローものとしてではなく、願いが叶うけどその代償はこうなるよ、これが全世界まで広がったら大変なことになるよというストーリー設定の中で生まれるメッセージ性も強く、味方・敵両方とも真実に葛藤していく人間ドラマ性も強く含まれていて、アクションももちろんだけど面白い作品でアクション好きの私もめちゃめちゃ楽しめました。

 オープニングからのワンダーウーマンの幼少期時代の大会シーンはIMAXで観ると迫力満点。どんどん進んでいくと馬に乗ってのシーンもあるけども日本の暴れん坊将軍のオープニングよりもカッコいいんだ。海がキレイ。
 前作も登場し死んだはずのダイアナの唯一の恋人スティーブ(クリス・パイン)の登場には驚きましたねぇ。「え~死んでますやん。」と思っていた矢先の登場、本編を観てその理由になるほどねぇ~まぁいいでしょうと納得できるので注目してもらいたい。そして、スティーブとワンダーウーマンがタッグを組んだカーバトルシーンも良かったぁ~。突然再開したダイアナとスティーブの恋の行方もどうなるか注目してもらいたいし、ガルガドットは今回も美しい~。前作の設定は1918年今回はタイトルどおり1984年でも変わらねぇ美貌、こんな美女が博物館学芸員なもんだからいやぁ~一緒に働きてぇ~スティーブ羨ましいぃ~。さりげないファッションもよくてパーティーでの車から降りるときの足がチラッとみえるとこが好き(*^▽^*)
 そして、今回の注目キャラとなるバーバラもすごいキャラなんですよ。なんか片隅に居そうなキャラだったのがとあることでどんどん美人になりキャラが変貌していく。それを演じたクリステン・ウィグにアッパレといいたい。
 そして、今回の敵となる経営者マックスも良かった。願いが叶う石を手にしてとんでもない願いをして、おいおい代償は大丈夫かいといいたいほどとにかく大暴れしていくんですが、マックスの過去は現状は・・・といえる普通の人が・・・・という恐ろしさもすごかった。

 各キャラうまくいきたいでもこれは、はずしたくないというなんらかの理由をもっており、どうするでも真実はこうだからという葛藤が描かれているところが本当に素晴らしかった。
 そして、クライマックスはズバリ言って

 ちょっと泣いてしまいました。

 今この世の中だからこそ訴えかけているメッセージ性の強い作品だし、もちろんアクションおてんこ盛りで、とにかくみどころ満載ですごく楽しめる作品なのでぜひいろんな人に観ていただきたいです。
ぐっさん

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