韓国映画って父親と娘の話って多いよね。同じソン・ガンホが出ている『グエムル』も父と娘の物語だったし、最近では『コクソン』とかもそうかな。
その他の韓国映画からも親子愛、家族愛を感じる作品が多く、韓国というお国柄は"家族"というものをとても大事にしているんだなという印象です。
そしてこの『タクシー運転手 約束は海を越えて』は昨年話題にはなっていたものの、公開館数も少なく鑑賞することができていませんでした。
いざレンタルが開始されたので見てみたものの、これがまぁとにかく素晴らしかったです!!
愛、友情、男気!!
序盤こそコメディ的な描かれ方がされていましたが、中盤以降、地獄のような光州に入ってからは、もうエモい展開の連続で泣かされました( ;∀;)
ダメなおっさんが勇気を振り絞って"戻る"ことを決めた瞬間は感動的です、そしてあのタクシー運転手仲間が助けに来るシーンはもう最高です。
ワタクシ「主人公のピンチに仲間が助けに来る」という展開が大好物なんです。そのシーンだけでご飯3杯食べれるんです。このシーンでもうこの映画は5億点ですよ。
ラストの映像もまた泣かせてくれますね…
ワタクシごとですが、最近は自分のことばかりに悩んで苦しんでいました。ですがこの映画を見て、仲間のため、家族のため、同じ町の人々のため、自分以外の人のために命をかける、そんな人間になりたいと思えた。あの部分はフィクションだろうけど、あのタクシー運転手仲間のような死にざまには心底憧れました。
宮沢賢治みたいなこといっているけど。そういうものにわたしはなりたい。