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デス・ウィッシュのwoosのレビュー・感想・評価

デス・ウィッシュ(2017年製作の映画)
3.8
ユナイテッドシネマとしまえんにて字幕版を鑑賞。
2018年新作劇場鑑賞88作目。
客席は3割くらい。
テーマ「復讐」

[全体として]
イーライ・ロス監督作品を近い日にちでの鑑賞。
それにしても、今日の客席は自分も含め一人で来ているボンクラそうなおじさんたちで静かに盛り上がっていた。何か一匹狼の群れ(変な表現だけど)という感じで、妙な連帯感があった。
狼よさらばのリメイク作品らしいのだが、今回は主人公はシカゴのERで働く医者であること、オリジナルはビジランテ行為がメインで、今回はそれに復讐劇が加わるというのが大きい改変箇所だった。

[良かったところ]
幸せな家庭を散々見せつつの、そこから観客の憎悪を呼び込む展開は、正に劇場のボンクラ狼たちを燃えさせる展開だったと思う。
基本気持ちいいくらいスカッとする殺し方してくれるし、今回主人公は医者だけあって、職業を生かした殺し方をしてくれるとこも良かった。殺しの腕前もだんだん上がっていくし。
銃器の扱い及びその他をYouTubeで覚えていく所は現代っぽくて笑ったし、別に上手くはないけど、銃器に関する伏線回収は結構アガッた。
そして、犯人が迫って来るところの恐怖の演出はホラー映画を見てるような怖さがあって良かった。
音楽もバック・イン・ブラックが効果的に使われていて良かった。

[気になったところ]
主人公は銃なんてほとんど触ったこともない医者の設定だが、ブルース・ウィリスをみると、どう考えても人の命を助けるより、人を殺しそうじゃんと思ってしまうのは、私が悪いからです。
あと、犯人グループのリーダー的なあいつ、散々油断ならない奴って感じの演出しといてあの最後は間抜けすぎる。

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イーライ・ロスらしさはルイスと不思議の時計よりは出てましたが、まだソフトなほうです。
デッドプールくらいのゴア描写かな。
オススメです。
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