ジェシカ・チャスティン、ケヴィン・コスナー目当てで鑑賞。
コスナー「I am your father.」
作風としては、ギャンブル界の『オール・ザット・ジャズ』的実話作品だが、
ラストが違うのは、そのコスナー演じる父親の存在が大きかったように感じた。
互いに頑固で不器用な2人が、公園で再会し、久しぶりの身の上話をする…。
それまでの目まぐるしい展開とは異なる丁寧さで、冬の夜空の映像とは対照的に、温かさを感じる名シーン、名コスナーだった。
そして、上映時間140分でも飽きずに観られたのは、『シン・ゴジラ』にも負けじ劣らずの早口と、上記の通りの場面展開早さゆえか。
ポーカーのルールがわかっていればより楽しめるが、メインはそこではないので問題なし!
また、裏切り、資金繰り、マフィアなど、裏社会だからこその脅威がつねに纏わりつくサスペンスに加え、
知性と女性であることを活かし、何度倒されても立ち上がるジェシカのカッコよさが際立つ1本。
しかし、マイケル・セラのにたにた顔がこんなにも恐ろしく感じる日が来るなんて…。