ドイツの移民が多いのはうっすら知っている程度でしたが、メルケル首相の人気が下がるくらいとは…
移民局からお試しでホームステイに来たディアロ。迎え入れる一家の問題の多いこと…
長女、大学生にしては随分塔が立ってるなぁ…と思えば。長男は父親譲りなのか、ドイツにもああいったワーカーホリック、いるんですね…でも一番の毒は父親…お母さんは良い人だけれどかなりズレている、かつキッチンドランカーでアル中一歩前…
古き良き家庭を愛するディアロからすれば、トンチンカンなところだな…と思えたでしょうね。
昨年末に観た、フィンランドのアキちゃん作品「希望のかなた」も同じく、亡命申請、なかなか通らないものなのですね。
政府も全部受け入れるわけにはいかないのかもしれない、ただ、この現実はあまりに厳しい。
人種の壁は高い。
それはデトロイトを見ても、それが過去のものではなく、今もあるのだという、現代を生きる監督たちからの無言のメッセージ。
それをこんな風に楽しく作品にするのも、世の中に受け入れさせるための手段と見ても良いと私は思う。