はじめてのおもてなしの作品情報・感想・評価

「はじめてのおもてなし」に投稿された感想・評価

国が直面している難民問題と家族が直面するそれぞれの問題。2つをごっちゃにしたらあら不思議、ハートフルコメディの出来上がり!みたいな感じ。

家族それぞれの悩みはそりゃ難民問題に比べたら薄いけど、悩みなんて人それぞれ、大きさの客観視はだめ。
summer

summerの感想・評価

3.2
理想論と現実論がごっちゃまぜのこの世界で互いに少しやさしさをもって、幸せをみつけようとする、ほっこり。コメディもあり。

あらすじ:難民を受け入れる。

わたしは自分の出自や生い立ちのせいか、家族が喧嘩したり離れたりくっついたりのドタバタ劇は、どこか引いた目で観てしまうところがあって、正直あまり好みのジャンルではない。
もちろんわたし自身、家族を大事に思っているし、子供たちへの愛情も持っているのだけれど、家族の絆を絶対的なものとして見せられると、ちょっと現実離れしているように思えるのだ。冷めてる人に思われるかもしれないが、なんせそういう思考なので仕方ない。

わたしのことはさておき、ヨーロッパ圏の映画には移民・難民問題を織り込んだものが多いことに気付く。
この映画の舞台であるドイツは2015年から率先して難民を受け入れたものの、結果的に失策と言われている。人種も文化も生活様式も違う人が周囲に増えていくのだから、何かしら摩擦やトラブルがあるだろうし、犯罪が起きればあいつらの仕業だ、となって、排斥運動につながることもある。
皆が皆、この映画のハートマン家のような人たちばかりではないのだ。

天涯孤独な難民のディアロを受け入れると決めた奥さんは素晴らしいんだけども、何しろこのハートマン家は裕福なので、それ以上何を望むんだよ贅沢言うんじゃないよ、と正直思いながら観ていた。これがもうちよっと庶民的な家庭だったら感情移入しやすいのかもしれない。
まあとにかく、金持ちでも色々悩みがあるし、生きがいとか自分探しとか親子関係とか、本質的なところで迷ったりぎくしゃくしたりするのは同じなんだなというのはわかった。
そこに純粋で人のいいディアロが来たことで、バラバラになりつつあったハートマン家がまとまり、彼を加えた新しい家族として再出発するわけで、言わばディアロは救世主みたいなものだ。

前半、神経という言葉がやたら出てくるのも、精神的問題を抱えた多くの現代人を暗に示唆しているような気がする。
そんな現代社会の様々な問題を含みつつ、重くならないコメディタッチに仕上げてきたのはとてもいい。登場人物のキャラもしっかりしていて面白かった。それこそ家族で観るのにもおすすめしたい。

ただ、これを言うとまた邦題評論家みたいになってしまうのだが、「はじめてのおもてなし」は如何なものかと思う。こういう流行りに乗っかったようなタイトルはどうもいけ好かない。
素敵な原題を潰してまで陳腐な邦題をつける傾向、どうにかならんもんかね。そう思いません?
ゆか

ゆかの感想・評価

3.6
ドイツが今抱えている問題に対して、解決策となるかどうか?シリアスなテーマをコミカルに包み込んで最後はほっこりする事間違いなし、
暖かい映画
いろんなトラブルがあるけど大切なものを見つけられる
しっぽ

しっぽの感想・評価

3.8
難民のアフリカ人を受け入れたドイツの家族。
ちょっとありえないドタバタが多いけれど、彼の影響でバラバラだった家族がまとまり、何もかもハッピーエンドという、楽しいお話。
こんな風に難民の問題が全て解決すればいいけどね〜
最後は家族が再生してよかったけど、途中の内容は疲れる…慌ただしいというか、あちこちで色々なことが起こりすぎ!邦題もいまいちピンとこなかったな〜
主役の青年が魅力的。
全体的には、がちゃがちゃして、落ち着きの無い映画になってしまい残念。
ラストの収まり具合が最高だったわ!
「神様の思し召し」みたいに笑えたし、泣けた。
隣のおばさんのローソクや、パパのスニーカーなど細かい笑い取り、最高。
現代社会の問題を浮き彫りにしている。さらに増えつつある移民に対する戸惑い。受け入れた移民がたまたまいい子だったから余計に先進国の問題が滑稽に見えてくる。重くなりがちなテーマをコメディにしてわかりやすく問いかけてくる。
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