たけちゃん

スパイダーマン:ファー・フロム・ホームのたけちゃんのレビュー・感想・評価

4.7
死んだあとも私はヒーロー\(^o^)/


ジョンワッツ監督 2019年製作
主演トム・ホランド、ゼンデイヤ


フィルマで仲良くしてくださっているみなさん。
いつもコメントやいいね、ありがとうございます😊
今回で800レビューとなりました。
キリ番レビューは劇場鑑賞作と決めているので、今回はこれをレビューします!
「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」

実は、公開日の6月28日って、僕の誕生日でして、「おわっ、世界最速公開が僕の誕生日とは、これはMARVELからのプレゼントだ~」と勝手に理解して、行ってきました(笑)


ところで、このレビューは「アベンジャーズ エンドゲーム」のネタバレを含みます!
って、おいおい、「スパイダーマンFFH」の予告編自体がEGのネタバレだったじゃないか!しかも盛大な!(笑)
でも、そこを避けては何も進まないので、書いちゃいますからね( ¯−¯ )フッ

そして、今作は「インフィニティ・サーガ」締めくくりの一本であり、【フェイズⅢ】の最終作。さらにしっかりと「エンドゲーム」の続編でした。
だから、前作「ホームカミング」はもちろんだけど、「エンドゲーム」も観ていないと話が進まないよ!
観に行く前に「エンドゲーム」は観ておこう!

それにしても、前回の「エンドゲーム」のレビューには、たくさんのコメントをいただき、本当にありがとうございます。こんな僕の拙いレビューを、"待ってました!"と言ってくださるみなさんは、本当に優しい。ほんと、フィルマのおかげで年齢を超えた「エッ友(映画友達)」がたくさん出来ました!(笑)
これからもよろしくお願いします(^-^)


で、今作の評価ですが……
やりました~、めっちゃ面白い~\(^o^)/
「ホームカミング」はイマイチ乗り切れなかった僕ですが、今作はめちゃくちゃ良いです!
初日に2D字幕版で観たんですが、これは4DX案件だと強く感じ、翌日、4DX3D吹替版でも鑑賞。素晴らしいですわ!
選択肢のある方は、是非、4DXもお試しあれ!
以下、ネタバレを含みます。ご注意を( •̀ω•́ )و✧










さて、映画です。
前作「アベンジャーズ エンドゲーム」から地続きとなっている今作は、本当に良いです。
EGの盛大なネタバレというのは、その中でアイアンマンことトニー・スタークが亡くなったということですね。
予告編で"トニー亡き世界"って言っちゃってるんだからしょうがない。
EG未見で予告編を見た人は絶句したでしょうね……。
そのトニーの代わりを誰が担うのか?
鉄の魂の継承者は誰か?

それが今作のテーマです。
そして、同時に、16歳のピーターの学園生活、恋や友情が語られる青春ムービーかつロードムービーにもなっているんです。盛りだくさん( ˆωˆ )ニヤニヤ



まず、今作は明らかにエンドゲーム後の映画で、【フェイズⅢ】の締めくくりとなる展開が語られています。
特に、それは「空白の5年間」のこと。
サノスの指パッチンで消えたのはアベンジャーズだけではないわけで、当然、一般市民も消えたんです。でも、いったいそれがどういう事なのかがFFHではしっかりと触れられています。EGのキャップが参加したセミナーの様子で心情の一端は知れましたが、市民レベルでのことは初めて描かれましたもんね。

そして、5年後、ハルク、そしてトニーが実行した指パッチンで消えた人を元に戻すというのがどういうことかも分かりました。
そう、戻ってきたら、スコットの可愛い娘は大きくなっていたわけです。そりゃ、弟も年上になる。
また、いなくなったことをいいことに、空き家に住み着いたり、新しい家族を設けたり…….。
この乱れた関係を修復するのは並大抵では無い。
それでも、消えた人以上に、消えなかった人たちは、考えられない喪失を味わったので、戻ってきた人たちを温かく迎え入れたんでしょうね。消えた人は一瞬のことですから……。


FFHはそんな世界での出来事なんです。
だから、ピーターの友人たち、ネッドやMJらはみんな消えていたんだね。そこに同級生として消えなかった者が加わる。こりゃ、複雑で面白いわけだ。この展開、よく考えついたよね~( ˘ ˘ )ウンウン
また、映画の展開自体がフェイクだらけ。
ここは触れずにおくので、お楽しみに(ˆωˆ )フフフ…


オープニング
コロンビアのタイトルからの女神像。
そこに現れるのがニック・フューリーとマリア・ヒル。EGでは全く出番は無かったけど、そうか、今作が控えていたのか!
僕はニック大好きなので、出てくるだけで嬉しいよ。
2人ともIWで消えたので、5年経ったら、組織も何もかも無くなっていた感じなんだよね。後始末を必死にするんだ。

そこに新たなヒーロー、ミステリオ登場。
まぁ、原作の知識が少しあるなら、あの展開は予想通りなんですが、それを演じたジェイク・ギレンホールが良かったなぁ。説得力が半端ない。上手すぎよね。


一方、ピーターは2週間の研修旅行でヨーロッパへ。
旅行をきっかけに愛しのMJに告白すべく、策を練るピーター。
しかし、とある事件の対処をするためにニックとミステリオらにリクルートされるスパイダーマン。
さらにピーターは亡きトニーから贈り物も受け取る……。

さぁ、彼の青春旅行はいったいどうなる?
MJに告白は出来るのか?
トニーから彼へのメッセージは?



いやぁ、よく出来ている!
「アベンジャーズ エンドゲーム」のレビューでも書いたんですが、実はMCUのピーターは本当に若く、しかも、ベン叔父さんとのエピソードもないので「大いなる力には大いなる責任が伴う」ってことを学ぶチャンスが無かったんです。
でも、彼にとって父親のような存在だったトニーを目の前で失う。そこでハッキリと分かるんです。ヒーローが行う正義の意味を。
その意味で、悩めるスパイダーマンがここで登場。
どの作品でもスパイダーマンは悩めるヒーローだったからね。


でもさぁ、ぶっちゃけると、そんな責任よりも、大切なのは目の前の彼女だよねぇ。彼女とのイチャイチャだよねぇ( ˘ ˘ )ウンウン
だから、エンドゲーム後のピーターは、アベンジャーズから"親愛なる隣人"に戻りたいし、世界を救うよりも目の前の問題を解決したいのよね。
また、普通に自分の生活を謳歌したいと考えている。
16歳の高校生なら当然だよね。
僕も当時はそれしか頭になかったもん。
だから、ヨーロッパ旅行を最大限に利用したいし、ワクワクソワソワが止まらない。
はぁ、青春だよね~(ˆωˆ )フフフ…


そんな色んな要素がてんこ盛りで、しかも、全く無理がない作品は素晴らしいよね。しかも、アクションも圧倒的に今作が良い。
だから、4DXが楽しい楽しい!
MCUの作品ではナンバーワンですよ。


ヴィランのエレメンタルズは"水💧"、"土⛰"、"風🌀"、"火🔥"の四元素だから、 4DXでの効果が抜群です。攻撃の時に、半端なく水降ってくるし、風が舞うし、地面が揺れる。これで熱が伝わったらとんでもないことになるよね(笑)
そして、スパイダーマンのアクションは、元々3D向きなので、それも凄いし、今回はドローンが出るから、ドローンからの映像とかあって、もう、驚きましたよね~。すごいすごい!

ねっ、観たくなったでしょ?
ここから先は映画を観てね~。
損はさせません!





さぁ、最後に音ネタ💩ウンチクン\(^o^)/

オープニングは驚きました!
えっ、また追悼するの?
誰のこと?
スタン爺ちゃんは「キャプテン・マーベル」でやってるよ?
……って思いました。実は……。


そしたら、まさかのトニー・スターク。
しかも、映像というか、演出がショボイ。
「キャプテン・マーベル」の時とは大違い。
しかも何だよ、この曲は!
ベタすぎて、サムい……。
……とか思ってました。


はぁ、騙された。
ここからしてフェイク!
これ、なんと高校の放送部だったんですね。
それなら納得( ¯−¯ )フッ

僕も高校時代、放送部だったので、お昼の放送とか好き放題流してたなぁ。それこそ、クイーンやスコーピオンズとか……。誰も聴いちゃいない(笑)

そこで流れた曲がホイットニー・ヒューストンの「I Will Always Love You」です。ベタだけど、高校生のセンスなら分かるでしょ?←コウコウセイニアヤマレ

そして、ここで指パッチン後の世界について紹介する。
本当に上手いなぁ、脚本。
MCUに詳しくない人も、これで分かるんだよね。


ヴェネツィアに着いて流れた曲はカテリーナ・ヴァレンテの「Bongo cha cha cha」です。
これはなんともサイコー\(^o^)/
1950年代に一斉を風靡したディーバです。
日本人なら、あのザ・ピーナッツの「恋のバカンス」のオリジナルを歌った人だと言うと分かるかな?
この曲の陽気さと旅行するピーターたちの雰囲気が、ほんと、ピッタリで笑っちゃった(^-^)


ラモーンズの「I Wanna Be Sedated」も使われました。ラモーンズって人気あるんだなぁ。僕はラモーンズ、そんなでもなかったのよ←今は好き
だから、色んな監督がラモーンズ使うんで、驚きなんですが、この曲も良かったなぁ。
「落ち着きたいんだ」って歌詞だけど、落ち着いてなんかいられないよね(ˆωˆ )フフフ…


そして、ピーターがトニーの如くスーツを作るシーンに胸踊り、それを見たハッピーが音楽は任せろ!とかける曲。
ピーターが「ツェッペリン~」とコメントするも、それは外れ。
これはAC/DCの「Back In Black」です(笑)
過去「アイアンマン」作品では何度も使われたアイアンマンのテーマとも言うべきAC/DCの曲。
僕は「アイアンマン」のレビューを、このAC/DCに捧げてますからね(笑)
ピーター、勉強して( ˘ ˘ )ウンウン


最後にエンディング曲
またまたハッピーなセレクトね~。
The Go-Go'sの「vacation」です。
なっつかし~\(^o^)/
ゴーゴーズも好きだったなぁ。
「We Got The Beat」とかむっちゃ聴いたよね。
「バケーション」は曲の楽しさに反して、夏休みは1人なのであなたに会えなくて寂しい。だから早く終わって~、って感じの歌詞なんですよ。
ピーターは散々だった旅行を終えて、早くみんなと落ち着いて過ごしたかったでしょうね( ˘ ˘ )ウンウン
でも、ヒーローにそんな日常は来ないかも……。
次作はMJとハッピーなピーターになれるといいね。




ストーリー良し、アクション良し、キャラ良しのヒーロー映画であり、青春ムービーであり、ラブコメディでもあり、裏切りのサスペンス映画でもある今作は、映画の面白さてんこ盛り。これを観ずに夏は乗り切れないよ~。
今すぐ劇場へGO\(^o^)/





おまけ:エンドロール後のニック・フューリーとマリア・ヒル、ここもフェイクでしたが「キャプテン・マーベル」観てない人は分からんかったよねぇ。
さぁ、いよいよ、クリー/スクラル戦争か?!
ということで、新しいフェイズに突入です( •̀ω•́ )و✧