カイエ・アフリカン 暴力の記録の作品情報・感想・評価

カイエ・アフリカン 暴力の記録2016年製作の映画)

CAHIER AFRICAIN

製作国:

上映時間:52分

3.7

あらすじ

このドキュメンタリーは1冊の学習用ノートの発見から始まった。ノートには中央アフリカ共和国の戦乱の中でコンゴの傭兵により暴行を受けた約300人もの女性や少女、そして男たちの証言が記されていた。レイプによって妊娠しその子どもを育てる女性、膝に銃弾を受け足が不自由になった少女―そして迫り来る新たな内戦。年月がたっても癒えない傷や記憶に苦しむ人々を7年に渡って撮影を続けた女性監督による渾身のドキュメンタ…

このドキュメンタリーは1冊の学習用ノートの発見から始まった。ノートには中央アフリカ共和国の戦乱の中でコンゴの傭兵により暴行を受けた約300人もの女性や少女、そして男たちの証言が記されていた。レイプによって妊娠しその子どもを育てる女性、膝に銃弾を受け足が不自由になった少女―そして迫り来る新たな内戦。年月がたっても癒えない傷や記憶に苦しむ人々を7年に渡って撮影を続けた女性監督による渾身のドキュメンタリー。

「カイエ・アフリカン 暴力の記録」に投稿された感想・評価

#難民映画祭 で鑑賞。
※作品内容については難民映画祭のHPを見てください

とても注意深く静かに撮られたドキュメンタリー映画でした。
発したいメッセージは映像の中の被害者やその家族の姿を見た鑑賞者に委ね、決して誘導的でない、あるがままがスクリーンに映し出されてました。
7年を追ったドキュメンタリーとされているけど、映画の中では時間経過も、移る場所の詳細説明も最小限で、だからこそ体験や想いを話す彼女たちにグッと集中し、その後ろで聞こえる声や喧騒に意識がいく。
52分片時も見てる集中力が切れませんでした。

アフリカの国々で起こっている少女や女性たちへの暴行、レイプ、誘拐はニュースで取り上げられる範囲で多少なりとも知っているつもりだったけど、一人一人の表情やその後の生活はこの映画で初めて知りました。
それは難民となる前から起きていた事で、難民になったから苦難に晒されるわけではないことがよく分かる…

おばあちゃんと避難トラックから一度降ろされた少女(名前を失念しました…)が、トラックに乗れた家族から電話があった時、居場所を知りたがり、国境の町と知った時に、電話を続けるおばあちゃんの後ろで、忘れないようになのか何度も何度も町の名前を呟いてるのがとても印象的でした。

今のところ難民映画祭の東京でのみの上映のようですが、広く見られる機会があれば良いなと思います。