銃をくれ!どっさりと!!
チャド・スタエルスキー監督 2019年製作
主演キアヌ・リーブス
娯楽映画、好きなひ~と、この指と~まれ🎶
金曜日に勃発したJ×J対決。
「ジョーカー」VS「ジョン・ウィック」は、なんと「ジョン・ウィック パラベラム」の勝ち~\(^o^)/
だって、めっちゃ楽しいんだもん。
これよ、これこれ。
僕の脳が欲していたのは、これなんです~(笑)
僕はアメコミ映画が大好きですが、どちらかと言うと荒唐無稽でバカバカしいのが好みです。だから、あまりシリアス路線に寄ってもらうと困るんだよね~( ¯−¯ )フッ
でもね、DCのシリアスタッチは好きなの。
タッチがハードボイルドやグロゴアなのはOK!
でもね~、アメコミの世界にあまりにもリアルを持ち込んで、現実との境界線が無くなるのはなぁ。
「ジョーカー」の公開に際して、暴動を警戒し、警官隊を配置するとか、それはなんなの?
みんな、もう少し、娯楽を娯楽として楽しみましょう( ˘ ˘ )ウンウン
その点、「パラベラム」は良かったなぁ\(^o^)/
もう、バカでしょ?(笑)
あまりにも凄まじくて、笑いが出るもんね。
シュワちゃんの「コマンドー」観て、警官隊は配置しないもんね。ありえね~が楽しいの。
こちらも一緒。
完全にマンガの世界なので、安心して観ていられます。アーサーのように、こんな人、どっかにいるかも?あるいは、自分の中にもアーサーがいる?なんてこと、考えないでしょ?
映画は娯楽なんですから。これが正解( ˘ ˘ )ウンウン
さて、そんな「ジョン・ウィック」
観たことないよ~って人もいるかもしれないので、簡単にまとめてみました!
【ジョン・ウィックって誰?】
本名はジャルダーニ・ジョヴォノヴィッチ、通称がジョナサン(ジョン)・ウィックです。
また、字名というか通り名で、ブギーマン(闇の男)とかババヤガ(ブギーマンのロシア名)でも呼ばれます。
ベラルーシ系の孤児で、ニューヨークのルスカ・ロマという組織で殺し屋として育てられたのが「パラベラム」で明らかになりました。
以前からロシア語も堪能だし、どんな育ち方してたのかな?って思っていたのですっきりしましたね(ˆωˆ )フフフ…
伝説の殺し屋だったが、愛する女性と出会い、彼女と生きるために組織を抜けた。組織を抜けて、生きている者もいないので、それがまた新たな伝説を生んだんですね。
ところが、その女性は病気で死亡。
代わりに贈られた子犬のデイジーがロシアマフィアに殺されたため、彼の怒りが爆発。組織を壊滅させた……というのが1作目のお話です。
一度戻ってしまうと、放ってはおかないのが闇の組織。再び彼に仕事をさせようと画策。止むを得なく仕事を請け負った為に、彼を窮地に追いやってしまったのが、前作のストーリーでした。
「パラベラム」とは「戦いに備えよ」の意味ですが、今作はその前作のラストからスタートします!
【アクション革命】
キアヌ主演の「マトリックス」は映像革命と言われましたが、このシリーズは新しいアクションが提示されて、アクション革命の作品とも言えますね。
それが"ガン・フー"。
格闘技と銃による戦闘を合わせたもので、「功夫(カンフー)」をもじったものですね。
元々は、僕の大好きな香港ノワール「男たちの挽歌」シリーズでお馴染みのジョン・ウー監督が演出した二丁拳銃を用いたアクロバティックな戦闘を指したものらしいです。
その後、"ガン・カタ"なんてのもありました。
それをさらに推し進めたのが、このジョン・ウィック。
基本、拳銃を持っての戦闘ですが、それと同時に組み合ったりの肉弾戦も行うので、組んず解れつの凄まじいアクションシーンが続きます。
格闘技も、ロシアの軍隊格闘技システマや、柔術やサンボっぽい技がいっぱい見られます。
なぜ、ジョン・ウィックの基本技がシステマなのかは、この「パラベラム」で、彼がベラルーシ系の暗殺組織に養成されたという事実で明らかになりましたね。
そこからは、もうマンガ。
車を用いた"カー・フー"
これはまだいい。
刀を用いる"刀・フー"
本を用いた"本・フー"??
馬を使った"馬・フー"???
ナイフを使った"ナイ・フー"?えっ、ダジャレ?というものまで(笑)
そのうち、豆腐の角に頭ぶつけて殺す"豆・フー"も来ますね( ˘ ˘ )ウンウン
さて、映画です。
上で説明した通り、前作のラストシーンから始まるので、予習必須ですが、アクションを楽しむだけなら未見でもOK。
でも、設定や人間関係の背景が分からないと、話はおいてけぼりになりますよ。
1作目はニューヨーク、2作目ではイタリア、ローマも舞台でしたが、今作はさらにモロッコのカサブランカにも行き、暗殺組織"主席連合"が世界的組織で、厳格なルールに基づいて運営されているのが分かります。
暗殺者たちのオアシス、そこでは一切の殺人行為が禁じられているコンチネンタルホテルも世界中にあることが分かりました。
ジョン・ウィックは本当に逃げ切れるのでしょうかね(ˆωˆ )フフフ…
今作から登場する新たな人物も素晴らしかったです。
僕イチオシは、ハル・ベリー演じるソフィア。
これはハル・ベリー過去一でしたよ。
かつて、ストームもボンドガールも演じたハル・ベリーですが、これほどのアクションを見せたことはありません。かなり厳しいトレーニングを積んだとインタビューでもありましたしね。髪を後ろで結び戦う様が本当に素晴らしかったなぁ。惚れ直しました!
また、彼女の飼い犬も素晴らしいのよ。
本当にジョン・ウィックって、犬映画だね。
そして、敵組織の凄腕殺し屋。
日本のなんちゃって寿司屋に務める寿司職人(笑)
これは笑かそうとしてるんですよね٩(×_×)۶
なんすか、あのカタコト日本語は:(´◦ω◦`):
リーダーのゼロはマーク・ダカスコス。彼の格闘も凄かったけど、推しは、やはりフィリピン格闘技シラットの達人ヤヤン・ルヒアンですよね。
イコ・ウワイスと共に出演した「ザ・レイド」や「スカイライン 奪還」の彼です!
出るのは知っていたけど、凄まじかったなぁ。
役名のシノビ2って、なんだかなぁ……ですが。
ほか、お馴染みコンチネンタルホテルのウィンストン、イアン・マクシェーンに、コンシェルジュのシャロンを演じるランス・レディック。特に、僕はシャロン推しなので、今作の大活躍に喝采です\(^o^)/
次作の方が活躍するのか?の、バワリーという組織のキング、ローレンス・フィッシュバーンも流石の貫禄。
このバワリーって、中国武侠ドラマの乞食の組織"丐幇(かいほう)"に似てて、大好きなんだよね。
ジョン・ウィックを育てた組織ルスカ・ロマのディレクター役のアンジェリカ・ヒューストンも懐かしかった。お年召されましたが、貫禄十分。
そんなわけで、僕はかなり楽しみましたよ。
「ジョーカー」の陰鬱さに、ちょっとなぁ……とお感じの皆さん、ぜひ、パラベラみましょうヽ(‘ ∇‘ )ノ
おすすめします( •̀ω•́ )و✧