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ジョン・ウィック:パラベラムのmurabonのレビュー・感想・評価

4.0
劇場にて三回鑑賞。

映画としては決してバランスが良い作品ではないが、シリーズファンが求めているものをしっかりと提供するスタンスは素晴らしい。

ストーリーはあってないようなものだが、前作を超えアクションは着実にパワーアップ。シュールな領域に達しており、もはやギャグである。

忍者が経営する寿司屋できゃりーぱみゅぱみゅの「にんじゃりばんばん」が流れているという日本人にしか伝わらない気がするギャグには驚愕。
ジャパニーズヤクザばりの、指詰シーンなど所々に日本リスペクトを入れてくるあたりが胸を打つ。

特筆すべきはハル・ベリーの美しさである。50歳を超えてあの美貌を保っているのは信じがたい。早急にハル・ベリーを主役としてスピンオフを製作して頂きたいレベルである。

アクションの増加と共に劇中での死人の数はギネス級に達しており、教育上は非常に良くない。
世界的には前作を超えるヒットとなったようだが、日本ではジョーカーの陰に隠れて思ったようにヒットしなかったことは大変残念。親日家のキアヌに対しては大変申し訳ないと感じる。
本作でシリーズ完結かと思われたが、続編の余地があるようなので一安心。早くハル・ベリーが観たい。
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