たけちゃん

ミクロの決死圏のたけちゃんのレビュー・感想・評価

ミクロの決死圏(1966年製作の映画)
4.0
制限時間は60分!


リチャード・フライシャー監督 1966年製作
主演スティーブン・ボイド



勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日、3月25日はリチャード・フライシャー監督の命日です。


フライシャー監督は、1916年12月8日にニューヨークで生まれ、2006年3月25日に89歳で亡くなりました。

僕にとってフライシャー監督と言えば、なんといっても「海底二万マイル」ですよね。次の「潜水艦映画にハズレなし」でレビューしたいと思っています( ˘ ˘ )ウンウン

あとは「トラ・トラ・トラ」とか本作「ミクロの決死圏」でしょうね。どれも大好きで、娯楽好きの僕としては、無視できない監督なんですよ。


そんなわけで、今日ご紹介するのはSF映画の古典的名作と言われる「ミクロの決死圏」です。もう、大好きな1本ですね\(^o^)/




やっぱり「ミクロの決死圏」という邦題が素晴らしいですよね。
昔の邦画は良いタイトルがたくさんあったなぁ( ˘ ˘ )ウンウン
原題は「Fantastic Voyage」
確かにファンタスティックな旅でしたが、小型艇に乗って人体を旅するというプロットは、やっぱり命懸けで、僕は決死圏という言葉がぴったりな気がします(^-^)


初めて観たのは、たぶん「ゴールデン洋画劇場」だと思うんだけど、衝撃的でしたよね。なんせ、小さくなって、体の中に入るんですから。
人間の体の中はこんな風になっているんだと、当時は本当に信じていましたよね(笑)
当時のSF作品は夢があったなぁ。
それ以来、何度も観てますね( ˘ ˘ )ウンウン



そうそう、スピルバーグ製作総指揮で、ジョー・ダンテ監督により製作された「インナースペース」も同じようなプロットで面白かったけど、今作のリメイクではありませんよ。別なストーリー。でも、あちらも面白かった。いつかレビューしなきゃ(^-^)/




1966年製作ということで、まだ冷戦時代です。
西側に亡命した科学者が負傷し、治療するには体の内側から処置するしか方法がなかった。

そこで、小型潜水艇をウィルスサイズまで縮め、体内に入れることに。
しかし、ミクロ化していられるのはわずか60分だけだった……。



この60分で帰還するという時間的制約が効果的でしたよね。
ハラハラドキドキの展開でした。
さらに船内でサボタージュが起こります。
内部にスパイが紛れ込んでいる。
誰がスパイなのか?
そんな、様々な要素が絶妙に盛り込まれた素晴らしい作品でした。



また、特撮好きとしては小型潜水艇のプロテウス号がカッコよくて好きだったなぁ。

そして、体内の映像化が素晴らしいですよね~。
デジタルリマスターされたBDで観たので、色使いが鮮やかで、神秘的でした~。


医療助手コーラ役は、二十世紀最高のグラマーと呼ばれたラクエル・ウェルチが演じます。ピッチピチのウエットスーツにドキドキしたもんです。今観ると全然ですけどね( ¯−¯ )フッ


やはり今作は、古典と呼ばれるに相応しいフライシャー監督の傑作SF映画でした(。・ω・。)ゞビシッ!!