このレビューはネタバレを含みます
警官ヴィクラムとマフィアのヴェーダの対決にヴィクラムの妻がヴェーダの弁護士として入ってくるお話。回想にタイトル入るのがとてもダサかったです。
テンポの悪さが異常に目立つように思いました。盛り上がりだけのカットが入りまくっていた印象。劇伴も合ってなかったです。音楽自体は良かったんですが。
チェタとヴェーダのダンスだけは良かったものの、他のお歌のシーンは浮き方が凄かったです。冒頭の20分くらいなんか丸ごと要らないと感じました。
とにかくどっちもどっちの連続。善悪の基準という問いがどんどん深まっていくのかと思いきや、単に裏切りの連続というありきたりなところに落ち着いていました。謎解きも無理がある上に、錯綜させすぎて分かりづらくなるという、この手の映画の王道の展開。
回想まで共有させるのはいくらなんでもだし、放り投げるようなラストも酷い。ヴェーダのキャラもブレブレでしたし、演技が上手い人もいませんでした。
サスペンスアクションの王道としては楽しめましたが、ただそれだけで何も心に残らなかった映画でした。