ファルコンヘビー

失明に関する所感のファルコンヘビーのレビュー・感想・評価

失明に関する所感(2016年製作の映画)
4.0
めちゃめちゃ言葉に浸れる作品
視覚が失われたことによって言葉の表現がより一層際立ってる
なくしたのは視覚だけじゃないっていうのをいろんな葛藤や感情を通して描きつつ、表現できない感情をうまく言葉にしてる
人として、親としての無力さ、
前に進んでいるつもりだった日々を振り返り、何も乗り越えてない事実を感じた時の絶望感
事実は受けいれるけど、事実を変えれないことを拒んでる自分との戦い
そして、そこからの希望を見出す思考の切り替えだったり
すごく静かな作品なのに自分の知らない理解が広がる心地良さでなんとも言えない感覚になる