前作で数奇な運命を辿った科学者と恋人の間に生まれてしまった子供の生き様を描いたシリーズ続編。

恋人セス・ブランドルの子を妊娠していたベロニカ・クエイフの出産シーンから幕を開ける。

彼女の胎内から生まれたのは、巨大な昆虫の繭だった。その繭の中からは人間の赤ちゃんが生まれ、マーティンと名付けられた。

彼は人間の姿をしているが、遺伝子レベルで人間とハエの混ざり合ったミュータントだった。そして異常なスピードで成長し、脳の発達も飛び抜けており5歳の誕生日には、普通の成人男性と変わらなくなっていたのだった…


『人間でない子供が…。この子の成長が楽しみだ。』


父親セスの非情な運命とは少し違う、ハエ人間になる運命を背負って生まれてきた息子マーティンの物語である。

セスより少しバージョンアップしたハエの醜いビジュアルと、汚れのないピュアな一面を見せるマーティンの悲しさは、犬との関係性が良い伏線となり新たなハエ人間の魅力となっている。

前作の衝撃度は、計り知れない。トラウマとなり夢に出てきて、怖い思いをした方も多いかと思う。あのおぞましい未知の存在は、少々雰囲気を変えて再度生まれてきたが、今だからこそよりリアルで凄惨たる新たなハエ人間を世に送り出して欲しい。

簡単すぎるテストには集中できません

何か有機物はない？

サボテンを分解して
転送したんだ

死にそうで死なない
ダイ・ハードだ





今回は【daiki】さんのレビューより『ザ・フライ2/二世誕生』っす

クローネンバーグ先輩が撮った前作の続編！
初っ端からブイブイのフライ描写！
子供が見たらトラウマ級の奴っすね！

まぁ以前、僕の大学生の友達と一作目を見た時に「キメェの見せてんじゃねーよ」とクレームを頂いたので、大人でもグッとくる(悪い意味で)映画ですね

スプラッターものの作品は普通に見れるのですが実際、やや潔癖症の僕は"ウジ"を見たことが無いのですよ。
だからこそ、この映画には特に過剰反応しちゃいます

でも、子供の頃は虫を触ることに嫌悪感はありませんでしたが、大人になると嫌だな〜と思うことってありますよね！

もしかしたら、このシリーズも大人の方が苦手なのかもしれませんね

あと、序盤の犬のシーンは『鋼の錬金術師』のキメラ編を思い出します笑

とある方のマネをしてコレを見ながら飯を食うというプレイ挑戦しましたが…とてもじゃないけどムリー！

チョイスが悪かったですね、なんせハエ男ですかね。。

デイヴィッド・クローネンバーグ監督の前作は見ておりませんが、どうやらハエ男の息子が主人公のようで…隔離施設で様子見ながらだんだん変貌していくというお話。

もはやビジュアルにハエ要素はあまりない気がしますがグロテスクさはハンパない。。
あのヴィジュアルを経てからよくチューできますよねぇ、コレが愛ってヤツですね。偉大。。

そして今作とは別にずっと気になってる事。。
子供の頃に見た『ザ・フライ』が何だったのか分からないのです！！

９０年前後にテレビのロードショーで見たので８０年代の映画だと思うのですが…


・警察だか弁護士だかが恋人殺人容疑の女性の話を聞いていて…回想シーンへ突入。
・彼氏は研究者で今作と同じような物質転送の実験をしていてハエが混入していた事で【顔と片腕】だけがハエになっちゃったという。
・彼氏の望みで顔と片腕をクラッシュする機会でペシャンコにして殺したと供述。
・半信半疑の中、話を聞き終えた警官が外へ出ると偶然、クモの巣に掛かったハエを発見。
・そのハエはなんと顔が人間、おそらく片腕も人間の手…つまり殺されたハエ男の逆、人間ハエだったんです！！
・クモに襲われそうで「助けて～」とかしゃべる所を最後植木鉢でズドーン！！！

という内容（録画したのを何回も見たので割とはっきりと覚えてます）だったんですが…どなかかこの『ザ・フライ』もどきの正式タイトル分かる方おりませんか？？ずっとモヤモヤしてます。
あと僕が見たキョンシーも一般的に知られてるキョンシーじゃなくて同じようにモヤモヤしています。。