エイリアン4 完全版の作品情報・感想・評価

「エイリアン4 完全版」に投稿された感想・評価

3以上に始まり方から何からめちゃくちゃ。3もそうだけどストーリー的には蛇足この上ない。でも3よりはエイリアンの見せ方だったりが高揚感あるのでちょっとだけ好きです。
リプリーがエイリアンを体内に宿したまま溶鉱炉に身を投げた前作から200年後。フューリー宇宙刑務所に残されていた血液をもとに軍の実験宇宙船オリガ号の科学者によってリプリーはクローン(リプリー8号)として再生された。その目的は彼女の体内に寄生するエイリアン・クイーンの摘出でありエイリアンを繁殖させて軍事兵器として利用することにあった。リプリー8号の存在はあくまでも副産物に過ぎなかったがクローン化の過程で彼女の遺伝子はエイリアンの遺伝子と融合しており、科学者らにとって興味深い実験材料であったため生かされることとなったというのが導入部分。

死んだはずのリプリーが再び登場するのだが過去の記憶が断片的に残っているのみでほぼ別人のクローンという設定。怪力で恐ろしいほどに運動神経が発達している。それをリプリーがバスケットボールをやるシーンで見せているのだがどうして宇宙船でバスケットボールなんだろうかフランス人の監督がアメリカに寄せて作ったからなのか。ちょっと面白いシーンではあった。
前作同様エイリアンが宿主とした生物の特性を受け継ぐということをフルに生かしており獣を宿主にしたため四足歩行だったエイリアンが今度は泳ぐし出産するというニュータイプが登場した。しかも人間との掛け合わせなので流れ出た自分の血液で床を溶かし脱出を図るという知恵まである。この強酸性の血液の特性はクローンリプリーも持っており事あるごとに重要な役割を果たす。
最大の見所は人間とエイリアンのハイブリッド「ニューボーン」の登場なのだが、明らかに色も形も従来のエイリアンと違っていて肌色で人間の顔の形に近づいている。リプリーに顔を近づけて長い舌でベロベロと顔を舐め回して親愛の情を示し、エイリアンクイーンを親と思わず殺してしまう。しかし子宮から生まれるニューボーンとは果たしてエイリアンにとって進化であるのか。確かに宿主は必要とはしないがクイーンから生まれる個体数には限りがあり、爆発的な繁殖を考えるなら卵で生む方が母体へのリスクも減りベストだったのではないか。このあたりは人類が生物としてのトップであるという奢りにほかならず、母という個体を認識した段階において軍事兵器としては欠陥品となってしまったのは皮肉であった。
リプリーを母親と思っているニューボーンと罪なき子を殺さねばならないリプリーの葛藤もあり2作目より繰り返される母性をフューチャーした形となっている。ある意味消費されるものとしての女という役割からの脱却が第1作目であるとするなら2作目以降は産む性であることからは逃げようもない女という性を強烈に感じる。しかし産む性イコール母性愛というのはいかにも短絡的という気もする。現代においてドリームとなりつつあるもののひとつではないか。クローンになってなお母性愛が果たして残っているのだろうか。
人間に近づけることによって軍事兵器としては失敗となってしまったエイリアン、人間の気持ちの大半を忘れてしまったが強烈な生きるという本能と母性だけは持ち合わせているクローンリプリー、人間よりも人間らしい感情を持っている最後のアンドロイドといわれるコール(ウィノナ・ライダー)は面白い対比となっていた。

軍関係者が十把一絡げ的に全滅した一方で宇宙貨物船ベティの乗組員のひとりひとりのキャラ設定はしっかりしておりこの危機的状況で車椅子の機関士ブリーズが最後まで当然のようにそこにいることがとてもよかった。最後まで自暴自棄にならず仲間を助ける気持ちを持ち続けるというのはたとえフィクショナルなものでもそうあってほしい。

それにしても1979年から1997年まで18年もの間、同一人物を演じて違和感のないシガニー・ウィーバーの気力体力はすさまじい。あまり気にしたことなかったがウィノナ・ライダーが隣にいることで180センチの長身であることを始めて知った。最近のものでは「怪物はささやく」に出演していたが、孫とうまく心を通わせることのできない祖母を好演しておりエイリアンシリーズがあまりに有名でよく考えたこともなかったが芝居の上手い人なのだなと改めて思った。
前作から200年後。ウェイランド・ユタニ社はすでにないが、軍はリプリーの血液から彼女のクローンを作り出していた。
軍上層部と繋がりのある貨物船クルー達は施設船に訪れた際、クローンリプリーと出会うが…といった話。

貨物船ベティ号のクルー達が個性豊かで最高。あっさり退場する者もいる中、しっかりと記憶に残る活躍をする面々。クリスティががたまらなく格好良い。
時代は変わってもオツムの中身はあまり変わらないらしく人間たちは次々と殺されていく。

この作品の見どころと言えばやはり〝ニューボーン〟の登場。恐ろしいところもあるが時折見せる表情が可愛らしい。
窓枠のシーンはひたすらに可哀想。

前作で終わっていても問題なかったが、これはこれで楽しめた。
りんか

りんかの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

エイリアンの口からエイリアン?が伸びてきてスイッチを押すシーンが衝撃だった笑

このレビューはネタバレを含みます

ひゃー面白かった!
序盤はあれだけ強かったリプリーが腑抜け人形になるわ地味目の政治的取引だわで今までのとはだいぶ変えてきたな〜と思ったが。
この監督の作品は『アメリ』しか観たことないのでこういうのも取るんだな〜と思ったけれど、兵士殲滅の手榴弾のカメラワークや顔の撮り方がなんとなく『アメリ』。なるほど。
リプリーの知能は3歳にされたかと思えばエイリアンは学習するし。
今回のエイリアンは圧倒的な愛嬌、人間的な心理的行動。
なんだかギレルモ=デルトロが監督ですと言われても驚かないくらい影響を与えてるんだろうな…と思えば初の水中戦まで。
今回のロボットはひときわ優しい。
まー、クイーンの子宮から生まれたニュータイプエイリアンの表情はちょっとやりすぎじゃないかな〜と個人的には思う。
ring

ringの感想・評価

3.9
シガニー・ウィーバーが血液から再製されたって時点で「え~…?そーなん…?」と斜に構えながらも見続けると
意外や意外。面白いやないか!
アメリの監督が作ったの?!
俄然昔気になって怖くて観れなかったデリカテッセンを観ようと心に誓ったよ!
いい感じに完結した!
2日間でエイリアンシリーズを観て良かった
後はプロメテウスとコヴェナントをもう一度みる!
羅慰厨

羅慰厨の感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

クローン7の部屋
過去の実験作と、殺してと嘆願する七番目のクローン
リプリーは、泣きながらそれらを火炎放射器で焼いていく

ラスト
エイリアンの遺伝子が混ざってエイリアンに近づいたリプリーと
人間の容姿に近づき、エイリアンクイーンを殺して、リプリーのことを母だと慕う、NB。
2人のセリフなしの顔を近づけての絡みと、ラストの
僕をどうして殺すの?と言わんばかりの
強面の顔を奥に潜む純粋な眼。
リプリーは、ごめんねと言葉を絞り出す。
『デリカテッセン』のジャン=ピエール・ジュネ監督による『エイリアン』シリーズ第4弾。『デリカテッセン』が未見なのが残念。というのも、それっぽい演出が多い様に思うので....。
『エイリアン3』で死亡したエレン・リプリーを回収しDNA再現。そこからチェストバスターを抽出したと思われる設定で始まる本作。ウィノナ・ライダーたちが乗り込むならず者船が、リプリーたちがいる船と合流してエイリアンを交えた事件が発生していく。毎度のパターン様な気がしないでもないが(苦笑)。
で、本作、それ程ダレる事なく進んでいくものだからサラッと見られるし、そこそこ面白い。
エイリアン・シリーズ(ただしプレデターとの絡みは除く)最も地球に近い設定というのも何故か感慨深くなってしまった。
最後の新エイリアン誕生シーンは、ある意味退化ではないか?思った。卵で沢山産んだ方が生き残る可能性高いよね。
泳ぐエイリアンが観れるのはここだけ!

エイリアンは進化するけど人間は200年経っても進化しないんだよなぁ…
シリーズ三部作で本編は完結を迎える作品が多い中、期待せずに観た本作は様々なアイデアで"エイリアン"という作品に蔓延していたマンネリに刺激を与えた

定番化≒マンネリではシリーズを終わらせるしかない…毛色が違うと言われても面白ければ、結果オーライ…期待以上ならO.K👍

取ってつけたと言われようが、完全ストーリー重視のジャンルでも無いのでこの決断は良かったと思ってる

リプリーの設定といい、海賊船やウィノナ・ライダーらのキャラが立ってる上にエイリアンを出し惜しみしないので、冒頭から飽きずに観れるのが良い…

様々な派生作品が多すぎてゴチャゴチャしてるが正当なシリーズ1〜4とAVPは楽しめる😊
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