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黒帯ドラゴン
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『黒帯ドラゴン』に投稿された感想・評価

あの「燃えよドラゴン」のロバート・クローズ監督が、同作でイカしたアフロヘアーの空手家役で出演していたジム・ケリーを主役に据えて撮った、マーシャルアーツとブラックスプロイテーションムービーを融合させた作品。
ニューヨークのハーレムにある空手道場の土地を巡り、BB・ジョーンズ(ジム・ケリー)とマフィアの対決を描く。
まず何と言っても、70年代ブラックスプロイテーションムービーなだけに、劇伴が堪らなくカッコイイ!その劇伴から醸し出される雰囲気を味わえるだけでも観る価値がある。
序盤は道場での小競り合いが多かったが、中盤からは敵の“要塞”であるワイナリーへの侵入やクライマックスでのアワアワ🫧決戦まで、いろいろと趣向を凝らした展開で、ちょっとユルい雰囲気を漂わせながらも案外楽しく観れてしまう。
そしてジム・ケリーによるアクション、特にカラテなのに何故か怪鳥音を上げながら繰り出していくスピード感のある蹴りの連発などは、なかなか迫力があって見ごたえ充分!途中の砂浜での、妙に長い戯れあいシーンは謎だったけど😅
年季の入ったブルース・リー者として恥ずべきことに今回が初見になる。『クローン人間ブルース・リー 怒りのスリードラゴン』等の佃煮にするほど作られたそっくりさんを使ったパチモンドラゴン映画を追ってるうちに機を逸してしまった。燃えドラの監督でお馴染みのロバート・クローズが燃えドラの準主役級のジム・ケリーで撮った空手アクション映画。

ジム・ケリーと言えばモデルのようなシャープなフォルムにこの時代とは思えぬ小顔、そして世界一美しいアフロヘアーのイカした黒人。燃えドラでは黒人差別に対する怒りを燃やす闘志として描かれた。同じ準主役でもイケメンだが肉厚でもさいジョン・サクソンよりファンが多いはず。だから本作が撮られたのだと思う。

ストーリーは空手家でFBI捜査員?のジム・ケリー演じるジョーンズが利権絡みからマフィアに狙われた師匠の空手道場を守るためにマフィアと戦うという典型的なもの。
このマフィアのボスが当然白人でジムを始め道場の人間は黒人ばかり、悪い白人を黒人がやっつけるブラックスプロイテーションの構造を取っている。これが燃えドラのジム・ケリーとシンクロしていてブルース・リーへの想いを感じた。

と、美しく言うこともできるがそれはあくまで側面でしかない。
実際はブルース・リーいないけど燃えドラブームが終わらぬうちに金なるブルース・リー関係の映画撮ろうってことだろう笑
実際、空手使いの設定だけどクライマックスでマフィア達相手に無双するジム・ケリーのアクションはまんまブルース・リー笑 アチャー系の怪鳥音にブルース・リー独特の顔芸も忠実に再現してる。本当に単なるマネなんだけどジム・ケリーも動ける人なんで様になってる。止め絵的に見るとブルース・リーより背も高く手足が長いジム・ケリーの方が映画的に映えてるようにも見える。

このようにジム・ケリーは悪くないんだけど、70年代の娯楽アクションにありがちな間延びした展開と低予算を補うためのダラダラとルーズな会話シーンが多くけっこうツラい。タランティーノが好きなあの感じなんだけど、会話自体がおもしろくないし、話に関係ない部分が多くて焦れったく感じた。ブラックスプロイテーションの構造だと先述したけど戦う相手がマフィアの大ボスから仕事を委託された黒人ギャングと戦ってばかりだからあまりそんな感じでもない。最後の最後に憎き大ボスをブチのめすシーンもないからブラックスプロイテーションのカタルシスも弱々なんだよな…

こうして見るとロバート・クローズ監督はあまり才能ないのだと思った。『燃えよドラゴン』はブルース・リーの資質やビジョンにたまたまロバート・クローズのセンスが共鳴してできた奇跡の名作なのだと思った。
本作でも燃えドラ並みに外連味あるカメラワークや演出があったんだけど、それにまったく魅力がなかった。特にラストのジム・ケリー無双シーンなんて洗車場の機械が壊れて、一面泡で覆い尽くされながらのアクションになるから泡に隠れてジム・ケリーの足の長さを殺してたし、痛みの伴うアクションなのに泡が飛び散りまくるからシャボン玉イリュージョンショーのようなシュールな画になってしまい、オリジナリティはあるんだけどアクションとジム・ケリーの魅力を確実に削いでしまっていた…ブルース・リー熱が高い頃に観なくてよかったかも、今よりガッカリしたからな笑
これなら『クローン人間ブルース・リー 怒りのスリードラゴン』や『ブルース・リ(リーではないよ)の復讐』の方がおもしろいよ😏
Benito
3.4
【 燃えよドラゴンチームが狙った次の手は 】

「燃えよドラゴン」のアフロヘアーの空手家ジム・ケリーの主演作でもあり、「燃えよドラゴン」のロバート・クローズによる監督作でもあるレアなマーシャルアーツ+ ブラックスプロイテーションムービー!!

ニューヨークのハーレムにある空手道場の土地権利を巡って、黒帯ドラゴンことジム・ケリーと街を牛耳るマフィアが対決するお話。

「燃えよドラゴン」翌年の作品ということもあり、ブルース・リーに続いてケリーをスターにさせたい製作陣の思惑もあったのか、リーに似た奇声をあげ、キレキレの立ち回りで盛り上げる前半の展開にはワクワクした。なのに、後半は洗車場の泡泡バトルやら、謎のトランポリン部隊やら、ケリーと女の浜辺の戯れあいやら、ワイナリーでパスタ食べる間抜けなマフィアやら、詰め込みすぎてユルい感じになってしまっていた。

ま、それも含めてマーシャルアーツとブラックスプロイテーションの世界が融合した斬新な作品だったのかも。嫌いではないけど。

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