たけちゃん

2036:ネクサス・ドーンのたけちゃんのレビュー・感想・評価

2036:ネクサス・ドーン(2017年製作の映画)
4.0
ただ、従うだけだ……


ルーク・スコット監督 2017年製作
主演ジャレッド・レト


「ブレードランナー ブラックアウト2022」に続く前日譚の第2弾。「ブラックアウト 2022」の14年後を描きます。
脚本のハンプトン・ファンチャーは、オリジナルの「ブレードランナー」の脚本や製作総指揮を担当していた方ですが、最終的にリドリー・スコットと仲違いし、途中降板してしまいました。
今回、「2049」の脚本も担当しているんですよ。その彼が「ネクサス・ドーン」の脚本も書いていますから、世界観に破綻はありません( ˘ ˘ )ウンウン

この短編のメインキャラクターは、ニアンダー・ウォレス。彼はウォレス社の創始者です。そして、「2049」において、タイレルに代わり、新しいレプリカントを製造した人。


あのブラックアウトから14年。
ネクサス8型の反乱で、タイレル社は倒産。
そして、「レプリカント禁止法」が制定。
以後、10年もの長きに渡り、レプリカントは造られてきませんでした。
しかし、その失われていたはずのタイレルの技術を復活された者がいるのです。
それが、ニアンダー・ウォレス。
演じるジャレッド・レトが見事でしたね~。
闇が深いわぁ(笑)


ウォレスに質問する執政官役にベネディクト・ウォン。
最近、よく見ますが、好きですね(ˆωˆ )フフフ…


「2049」において、タイレル社が無くなり、ブラックアウトによりレプリカントの情報も失われた世界なのに、どうして新たなレプリカントがいるのか?
その理由が提示されるストーリーになっています。
「Dawn」って「夜明け」のことですからね。
やはり、「2049」を観る前に、抑えておくべきストーリーですよね。





プチネタですが、この短編の監督をしているルーク・スコットという方は、あのリドリー・スコット監督の次男なんですよ。
キャリアとしてはこれからって感じですが、父のリドリーに叔父がトニスコですからね。楽しみです!
ちなみに、長男はジェイク・スコットといい、やはり映像監督をしています。ミュージック・ビデオが多いようですが、評価も高いようで、R.E.M.のMVでグラミー賞にもノミネートされています。
楽しみな兄弟ですね( •̀ω•́ )و✧