Maki

人狼のMakiのネタバレレビュー・内容・結末

人狼(2018年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

公開:2018年
鑑賞:動画配信

複雑で派生作品も多いケルベロス・サーガ。
番外編が韓国で実写化と聞いたとき驚いて
予告編映像のクオリティの高さにも驚いた。

暫く経ってアレどうしたっけ?と想ったら
Netflix配信だったとは…最近増えましたね。
・藤原カムイ【犬狼伝説】初版を持ってる
・【紅い眼鏡】【人狼 JIN-ROH】は観てる
・タカラトミーのプロテクトギア持ってる
ぐらいなので理解と愛着はそこそこな感じ。
 
なお押井守については特に信者でもなくて
【攻殻機動隊】は原作版のほうが好きです。



さて物語は【人狼 JIN-ROH】ベースの改変。
反政府デモ セクト 地下水道 公安 特機隊 爆弾 赤ずきんと狼の寓話(絵本が寺田克也♪)。
いきなりドローンやタブレットがわらわらと…わぉそうきたか!古めかしくいかついプロテクトギアと似合わなくない(ー∀ー)? でも舞台が近未来なら当然そうなる。そこは番外そういうものかと割り切って飲み込んで。
私が無知なだけで人気実力派俳優勢揃いだそう。役者陣の佇まいや演技。戦闘格闘アクションの描写。画質や色合いも良好。なにしろ最新映像技術で暗闇に映えるプロテクトギア。漆黒に揺らめく紅い眼。機関銃MGのバリバリ音。真摯に丁寧に作られたとわかる。楽しめる力作でした。

ただ…映画【ボーダーライン(Sicario)】やドラマ【HOMELAND】などの重厚熾烈リアリスティックな海外作品を経験したあとでは細々な描写がヌるく感じるのは仕方ないかなあ。せっかく改変するなら公安と首都警とセクトの三つ巴にもっと緊張感を…とか。公安の策略や作戦が行き当たりばったりに見えないように…とか。目指している方向が違うし比べちゃいけないのかもしれないけれど。うん。
 
こういう作品を国内環境で作れるのはよいなーとは素直に想います。うん。
(`・ω・)o゙
Maki

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