ホイットモア大統領

セント・エルモス・ファイアーのホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

3.9
大統領のハロウィン2020⑥

大学卒業してから再会まで早ーっ!!
そして、人生からの離脱者多過ぎーっ!!

カービー(エミリオ・エステベス)♂
→ 夢を諦め強迫観念に囚われるストーカー

ビリー(ロブ・ロウ)♂
→ 夫にも父親にもなりたくないヤリチン武◯真治

ケヴィン(アンドリュー・マッカーシー)♂
→ ゲイ疑惑の屁理屈記者

ジュールス(デミ・ムーア)♀
→ 金にだらしないヤク中ビッチ

アレックス(ジャド・ネルソン)♂
→ 全て他人のせいにする浮気性の民主党員

レズリー(アリー・シーディ)♀
→ アレックスの恋人だが今は結婚したくない

ウェンディ(メア・ウィニンガム)♀
→ 裕福な両親から過保護にされるお嬢様

こんな男女7人でおくる秋冬物語。

この中だとレズリーが1番まともそうだけど、ケヴィンが家に来てるのにアレックスが買ってきたエロ下着着てイチャイチャし始めるし、どう考えても勘違いしちゃうシチュエーションでセックスしといて「これは愛じゃない…」とか言って相手を無情にも切り捨てる始末笑

カービーも今ならお縄レベルのサイコパス。
好きな人が参加するパーティを窓から覗くシーンの眼力はレイ・リオッタばりだったし、コテージに突撃しちゃうくだりはドン引きを通り越してワクワクしちゃった笑

そんな中、個人的にはビリーの憎めなさが良き。
ウェンディの処女をもらおうと弄って、抵抗された時の「ピース✌️」の言い方とハニカミ方、ジュールスへの説得の仕方、どれも演技じゃできない優しさやで…

俗に「ブラット・パック」と呼ばれる俳優たちの出演作品で、見たのは『アウトサイダー』に続く2作品目。AORド直球なスコアもたまらんし、主題歌「St. Elmo's Fire (Man in Motion)」のMVで、歌手と出演者が共演するって演出がたまらなく好き過ぎる!

関係ないけど、たまに昼飯を食いに行く老舗喫茶店に公衆電話用のスペースがあって、本作のSt. Elmo's Barでそれを利用しているモブキャラが映った時、「こういう風に使ってたんかなあ…」と、感慨に耽ってしまった。そういう時代の “匂い” も好き!

ちなみにちゃんとハロウィン・パーティ🎃のシーンがあるよ!最悪なパーティだったけど笑