めちゃ笑った。
ネタバレ警察は基本的に嫌いだけど、これは前情報なしで(予告も見ずに)観た方が楽しいから、レビュー読む前にとにかく満員の劇場で観るべき。
序盤は、メタにカッコつけた感じの下手くそなホラーかな〜、ただそれにしては違和感が大きすぎるな〜と思ってみてた。
中盤で転換して、なるほどねー、でもそんでどうするのん？問題山積みじゃん！ってなったけど、
終盤で、前半の「？」が全て笑いと感動に変わった。もちろん気づいた伏線もあったけど、どれも予想を超えてきて幸せな気持ちだった。
映画を作る人々の努力が直接的に映画自体の魅力になっていて、凄く愛おしい(エンドロールも)。序盤も怖かったしそれ自体で映画として成立しているのが大きいと思う。
ここまでコメディに振り切っていても、家族とか役者の成長があって感動もある、良いインド映画に近いかも。奥ゆかしさを大事にするような映画ばかり観てるから純粋に楽しめてよかった。
ラストの写真だけで感動させるとか、酒とか組体操とか斧とかいちいち上手。「暴走」がわざとらし過ぎないからイライラがなくて全部笑える。
全体の構成のトリックはコマンダンテの漫才(ツッコミ先行で、ボケが重なった時にやっと意味がわかって、成立するやつ)思い出した。
唯一気になったのが、エンディングの曲がジャクソン5のI Want You Backに酷似しすぎていてノイズになった。意図的らしいけど、著作問題でカバーできなかったのかな？、、イントロとかコード進行ほぼ同じだし、訴えられるレベルで似てると思った。
面白いものを作るのはお金じゃなくアイデアなんだって刺激もらった。ノーランの『フォロウィング』観た時と似た感情。
サプライズで役者さん２人が登場して直接感想言えたのも嬉しい。劇場の一体感が最高だから劇場で観てよかった。
喜劇としては、PK、ラブアゲイン、独裁者に次ぐくらいに好き
