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シークレット・スーパースターのQvQのレビュー・感想・評価

3.9
ムシャクシャしてたり、悶々としてたり、そんな時にはインド映画を観よう。今作もそんな期待を裏切ることなく、観終えた時には「また明日も頑張ろう」って思うことが出来た作品でした。

ちょっとだけ「タレンタイム」を思い出したりするような設定。まあ全くカラーは違うけれど。アーミルカーンもどんどん怪しい人になっていく気もするけどやっぱいいです。ちょっと勝気だけど清純な世代の女の子って、ホント可愛い。飾らない歌声には癒される。
それとは対照的にいろんな意味でのカースト的な、男尊女卑的な古い社会。そこに
(なんでこんなことがまかり通ってんだろう)→(やっぱそうそううまくいかないよね)→(わあぁ〜、やった〜‼︎T_T‼︎!スッキリ〜〜)な展開が観ていて痛快。多少過剰な演出だったり、無茶苦茶さだったりはだんだん気にならなくなっていって、最後はまたしてやられたと思いつつ元気をもらえます。

ボーイフレンド役の男の子とか、アーミルカーンがやってたおっさんだとか、弟とか、無条件に優しい登場人物の設定もこっちの人を信じたい気持ちを満足させてくれます。

そしてそこへ、本来明るくて芯の強いお母さんのマインドコントロールが解けた瞬間の達成感!
そんな全てが観るものに満足感を与えてくれるのでしょう。

私は今週末は「きっと、またあえる」を観る予定。これで年度末やコロナ禍のしんどさはとりあえずリセット出来るでしょう。私にとってのもはや必須アイテム、インド映画。皆さんもぜひどうぞ(笑)
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