Kaoru

ゲティ家の身代金のKaoruのレビュー・感想・評価

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)
3.8
こんりゃたまげた。
映画だもの。あり得ない話なんていくらでも自由に描けるけれど、なにがヤバいって、あのおじぃ、実在の人物っていうじゃない。
世界一お金があるのに、心はエンプティ。たまげる話の数々でホント唖然。

とくにヤバかったのはあの15ドルのお土産の話。思わず、ええええええって言ってしまったわ。

とてつもないほどのお金を手にしたこともなければ、目にしたこともないアタシたちにとって、ゲティさんの気持ちは分かりっこないと思う。だけれど、やっぱりお金を得た分だけ、人徳を身につけていかないと、身を滅ぼしてしまうことくらいは分かるわ。しかも資産相応の身の滅ぼし方でね。

お金持ちはケチなんじゃなくて、お金によって素性が暴かれたの。このおじぃ、何度も結婚しては離婚もしてるって言うから、やっぱりおじぃのお金にたかろうと近寄るオンナだっていたんじゃないかなぁと思わざるを得ない。いっくらお金持っててもアタシゃあんなの嫌だわ。しかもおじぃ死んだあとは兄弟や親子の間でもお金の奪い合いで裁判が絶えなかったというから、彼の周りの人々もやはりお金によって暴かれた人々。資産はオプションであるかもしれないけれど(←ここは現実的w)でも、人を決める決定打にしてはならないわ。

この映画を見られた後に、ウィキさんでいいからいろいろおじぃのことを調べることもオススメするわ。電話ボックスの話や、自身で洗濯していたというのもホントの話だったようで、または、なんの写真が出てきてもちっちゃくゲティって書いてあるほど多くの写真著作権を持っている会社も、あの役者もこの一族だったんだぁってただただたまげる。やっぱり実在の人物だったんだぁ、と。

オンナは弱し、されど母は強し。1人の大金持ちの実話の物語というだけでも知る価値あるわ。