ホイットモア大統領

ワイルド・ストームのホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

ワイルド・ストーム(2018年製作の映画)
4.1
今年の “俺が推さなきゃ誰が推す?枠” 。

ロブ・コーエンが監督だからって、タイトルを「ワイルド◯◯」にしちゃう安直さ。
開始5分で超巨大ハリケーンに襲われる潔さ。
犯人の計画の雑さ、脇の甘さ。
ハリケーンの雲にドクロを露骨に演出しちゃうところ…。骸骨だけに…。

総じて最高です。

でも実は、「ワイルド◯◯」はあながち間違いではない!

主人公が乗る、特殊災害車両 “ドミネーター” の “もはや装甲車” なカッコよさには痺れるし、チェイス・シーンももちろんご用意されている。
加えて、その主人公ウィルと、兄貴ブリーズのラトリッジ兄弟の絆がまた熱い!

この2人、過去は詳しく描かれないが、セリフからアメフト経験者で、軍隊経験ありの屈強な男たち、というのがわかる。とはいえ、だから立ち回れる!という説明にはなっていないのがまた良い笑
「レッドドッグ・オマハ22!」は、今一緒に叫びたいワード。

その他、親父に続けとばかりに、『96時間』で娘役のキムを演じたマギー・グレイスが犯人以上に暴走。銃をぶっ放しまくる。
クライマックスも『怒りのデス・ロード』で、何粒美味しい目に合わせてくれるんだ!と、R.コーエンに感謝した次第です。