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グリンゴ 最強の悪運男の東京キネマのレビュー・感想・評価

グリンゴ 最強の悪運男(2018年製作の映画)
3.5
シャーリーズ・セロン、最近観た中では抜群に良いですね。性悪ビッチを好演してます。ヤッパリ、スカした美女は飽きます。

クライム・サスペンスとか、ブラック・ユーモアとかにクレジットされてますが、特段伏線の綾取りもなく、シャープなドタバタ劇です。コンセプトが良いんですね、この映画。アメリカ人の究極の人生の目的とは、金とセックスだけ。それにオプションとして麻薬があるかどうか。クズい人生だと思われてるんだろうなあ、と思っているアメリカ人が考えた、アミーゴから見た白人像がテーマ、といった所でしょうか。なので、「GRINGO」をただのアメリカ人と訳すと良く見えません。「アメ公」とか「メリケン野郎」と言った感じですかね。(ちと、古いか。。。)

つまり、物凄くアメリカ人が嫌われているんだという前提で観ないと、これ面白くないのです。なのでバナナはゴリラの例えでなく、中身が白くて(考え方が白人で)、外側がイエローという、アメリカかぶれの黄色人種(アミーゴ含め)の暗喩として観るのが正解かと。
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