スタテン島の王、爆誕!!!
評価低いけど、俺はそれなりに楽しめたよ!
ベタだけど、主人公のD(ディミトリ)が霧の中からスローモーションで現れマチェットを振るう姿には “ブレイド” が、団地をタンクトップと肩掛け鞄で進み、階段でドタバタと戦う姿には “ジョン・マクレーン” が重なり、かっこいい映像を撮ろう!という製作陣の気概を感じました。
やはり王になるものは強さ(筋肉)が必要なんですね!!
ただ、強いとはいえ訓練されたプロ集団を一人で圧倒してたし、あの鏡の使い方はネイビーシールズもびっくり笑
舎弟たちも同様に強く、インド映画ばりにキメキメで殺しまくる様に「スタテン・ギャング恐るべし…」と、パージ以上の恐怖を抱きました笑
でも、そのDが任侠的な正義ギャングではなく、麻薬に手を出している悪ギャングだということ、そして、キーパーソンの1人であるヒロインの弟も、ギャングに憧れて売人をやったり、姉ちゃんの言うことを聞かずパージに参加し、そのくせいざという時にヘタレになったりと、感情移入の難しいキャラが多いのが残念。
「歯止めの効かない狂った隣人」
といった、「身近にある最悪の狂気」が『パージ』の醍醐味の一つであると思っていたけど、今回(そういうキャラもいるっちゃいるけど)4作目にもなりその要素がかなり薄く、普通のアクション映画になってしまったのも低い評価の要因かな。
とはいえ、今年の俺的流行語大賞ノミネート・ワードを生み出した功績はデカい!!!
「Stay Safe.」