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プーと大人になった僕のkazu1961のレビュー・感想・評価

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)
4.0
「プーと大人になった僕」
原題「Christopher Robin」
2018/9/14公開 アメリカ作品 2018-201

どちらかというと、大人向きのちょっと胸が痛くなる、そんな作品です。
A・A・ミルンの原作絵本やディズニーの原作アニメに匹敵するファンタジー作品と言うよりは、子供時代のちょっとしたマジック・ノスタルジーを求めている観客にとっては十分に魅力的で、少し考えさせられる、そんな作品に仕上がっていると思います。
大人になって何が大切か?仕事はが中心の人生って。。
娘の父への思いを知ることで、本当に大事なものは何なのかという意味を見出し、行動し実行していく姿を、豪華絢爛な映像描写でお馴染みのディズニーらしくないシンプルな構成と演出、プー達ぬいぐるみ勢のきめ細かでぬくもりのあるCGのクオリティで、そのぬいぐるみたちと娘とのちょっとした冒険を交えて描くことによって十分に見ごたえのある作品になっています。
何もかも人生のサイクルが「仕事」を起点に回ってしまっている大人たちに、プーという子供の頃の一番大事な友達が人生でほんとに大切なものを気づかせてくれる、そんな素敵な作品です。
僕らが子供の頃、今日という日を一生懸命楽しんでいたと思います。少し立ち止まってそんなことを思い出しながら、これからの生き方を少し考えてみるのも良いかなと思ってしまいました。
プーの素敵な語録、、、
・「何もしない」が最高の何かにつながる
・行ったことのないところへ進まなきゃ。
・どこかへ行きたいと決まっていると、どこかが来てくれる
・今日が一番好き。
・君は君でしょ。
なんだかズシンとくる言葉ですね。
いやいや色々考えさせられる素敵な作品ですね!

A・A・ミルンによる名作児童文学をもとにしたディズニーの人気キャラクター「くまのプーさん」を、初めて実写映画化。大人になったクリストファー・ロビンが、プーと奇跡的な再会を果たしたことをきっかけに、忘れてしまっていた大切なものを思い出していく姿を描くファンタジードラマ。「スター・ウォーズ」シリーズのオビ=ワン・ケノービ役などで知られるユアン・マクレガーが大人になったクリストファー・ロビンを演じ、「007 慰めの報酬」「ネバーランド」のマーク・フォースター監督がメガホンをとった。
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