人間がカメラを扱いつつもカメラ自身がその自動性をより活かせるように、限定的ではあるがカメラを操作する人間の視点や技術をなるべく取り除くべく、作者の手からカメラを手放しキャストに預け、キャストがカメラを扱う時もファインダーを覗かないこと、カメラを撮影機ではなく「モノ」という意識で扱うことをルールとして撮影された。 撮影は四季ごとの4回で、一度の撮影は30分ノーカットと設定し、「夏篇」から始まり、「秋篇」「冬篇」「春篇」と続く合計122分の4章構成の作品となっている。脚本はなく、監督の只石が四季ごとの出演者とともに場所の設定と30分の中の一連の流れ、大まかな会話の内容を話し合い、即興的にほぼワンテイクで撮られてる。
モダンダンスの始祖として知られるイサドラ・ダンカン(1878〜1927)。20世紀初頭、舞踊の世界に革命を起こした彼女は、1913年4月、二人の子供を事故で亡くし、その痛みに苦しみながら、…
>>続きを読むかつて栄えた町の記憶を巡る、町⺠とアーティストたちの物語 ギャラリーを運営する麻子は映像作家の谷繁に展示を依頼し、部屋を貸し出す。元々麻子とルームシェアするスミレは不信感を募らせるが、谷繁…
>>続きを読む夜の渋谷を歩く、他人の会話 日本に来てから、日本語でのコミュニケーションを身につけるために、よく他人の会話を盗み聞きしていました。そして次第に、公共の場で他人の会話を聞くことに魅力を感じる…
>>続きを読む©︎2014 Hironori Tadaishi