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ルイスと不思議の時計のwoosのレビュー・感想・評価

ルイスと不思議の時計(2018年製作の映画)
3.6
新宿ピカデリーにて吹替版を鑑賞。
2018年劇場新作鑑賞87作目。
客席は1割にも満たない。
テーマ「友達はしっかり選ぼう」

[全体として]
あのイーライ・ロスがファンタジー映画を撮ったという事で、気になって観にいくことにした。ひょっとしたら、うっかりポスターの雰囲気に騙されて観に来た子供たちに地獄のゴア描写でトラウマを与えるための巧妙な罠かもしれないし。(そんな訳ないけど。)
で、もちろんそんな事はなく、クラシックでゴシックなホラー感はあるが、お子様にも安心して見せられるファンタジーだと思う。

[良かったところ]
期待したものはほぼ無かったが、やっぱあの位置にケイト・ブランシェットを配置したのがかなり効いていたと思う。彼女の存在感が6割位の絵作りを決めていたんじゃないかと思う。
あと、デザイン的にもハリーポッターっぽさから死霊館の雰囲気までグラデーションしてる感じで良かったんじゃ無いかと思う。

[気になったところ]
イーライ・ロスは好きな監督なので、あまり貶したくないし、ひょっとしたら原作のせいかもしれないのだが、テンポがあんまり良くなくて、結構興味の持続がむずかしかもしれない。
プロローグとか作って若い頃の彼らの話を一回サクっと見せてから、現代パートに入って行くような流れにした方がいいんじゃないだろうか?
ラスボスのアイツが結構後半まで出てこないので、何か物語の本当の目的が分かるまでちょっと長い。

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まあ、今週もう1本イーライ・ロス映画が公開されるのでそちらに期待。
決して面白くない訳ではないです。オススメです。
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