このレビューはネタバレを含みます
山奥のキャンプ場に来た人々が、人間狩りを繰り返す男たちの餌食にされるスプラッターホラー。
餌食は四人家族（娘と赤ちゃん）と結婚目前のカップル。
四人家族の娘が美人さんで嬉しい。目の保養。
同時進行で描かれながらも、互いが会うことはなく、違和感を抱き始めたところで両者に時差があることが分かる。
時系列を狂わせている見せ方は面白くて好き。
犯人である二人のサイコ男側も結構序盤から描かれており、それも時系列の混乱に上手く拍車をかけている。
この展開の進め方は良かった。
殺し方は猟銃であっさりなので、グロさは無い。
娘に対する凌辱描写も無いし、終盤で犬と赤ちゃんだけが残された状況は想像するとエグいのだが、あまりに暗すぎてよく分からなかった。
グロへの攻め方が中途半端で残念。
犯人の二人は暇すぎるのがいけないんだろうなあ。
勿論、元々の性格として殺しを好むところはあるのだろうけれど、それ以上に時間がありすぎるのがいけない気がする。
人を殺していても、そこまで楽しそうに見えない。
他に仕事でも趣味でも何かあれば止められる程度の、それくらいの中途半端な殺人鬼。
もっと狂っていて欲しかった。
カップルが両方生き残ったのは意外だったけれど、多分きっと別れる。
