NoAceJustYou

スキン・コレクターのNoAceJustYouのレビュー・感想・評価

スキン・コレクター(2017年製作の映画)
1.2
2021/6/7鑑賞。24点。

〈見所〉
・年相応の美しさ
・オシャレ感強め
・設定は物珍しいのに、オチが予想通り


〈あらすじ・ネタバレ〉
「男は歳を取るとそれが魅力になるのに、女にとってはただの老いでしかない」

主人公・キラは、デートを何度も重ねている男性・ジョナスのアパートで一夜を過ごし、目覚める。
部屋に男性はおらず、小さい女の子の幻覚を見る。
以前からキラは、突然一部の記憶がなくなる事象に悩まされていて、その症状が現れたのかもしれない。

突然胸の痛みを感じたキラを、ジョナスの隣人・ソフィアが助ける。
キラはソフィアに、ジョナスのことを尋ねるが、「ジョナスのことは知らない。ここに住んでるのはあなたでしょ?」と返す。

キラはソフィアと仲良くなり、目覚めると自分の左手の皮膚がボロボロになっていると明かす。
一部の記憶を取り戻せないキラを、ソフィアは泊めてやる。

医師のクゼルニーの診察を受け、「皮膚移植をしても同じ症状が再発する」と説明を受けるキラ。

ある日、若い女の艶やかな肌を見たキラは、その肌に嫉妬し殺害する。
女の皮膚を剥がして自分にくっつけたところ、ボロボロになっていた皮膚が再生する。
以後、夜になるとキラは綺麗な肌の女を物色し、殺害して皮膚を奪うようになる。

(キラは記憶が一部欠如しているので定かではないが)以前から通っていたと思われる女性医師・クローバーの診察を受ける。状態変化を記録したいから、通院してくれとのこと。
ある時キラは、クローバーの部屋から資料映像を盗む。
その映像には、(以前見た幻覚と同じ顔をした)64歳の女性がインタビューされる様子が記録されていて、女性の名はキラ。
実はキラは、クローバーの実験を受けて若返っていた。記憶障害はその副作用。
さらに、若い頃のキラはジョナスと結婚して子供を産んでいたことも判明。
※冒頭の少女の幻覚は娘だった

キラとソフィアは互いに女だが、恋仲になっていた。2人がほかの被験者たちの行方も調べると、皆死亡しており、キラだけが唯一の生き残りと判明。

キラの症状が悪化し、ソフィアは睡眠薬を混ぜた水を飲ませる。
キラが目覚めると、そこは手術台。
実はソフィアはクローバーの部下で、彼女の指示を受けてキラを監視していた。
クローバーは、自分が与えていない【他人の皮膚が簡単に適合する能力】を追求したがっていた。

キラがを治すのではなく、実験材料にしようとしていることを知ったソフィアは、クローバーを非難。
クローバーはソフィアに筋弛緩剤を注射し、その隙に拘束を解いたキラがクローバーを殺す。

キラは、施設を探し回り、出会った女性職員に「筋弛緩剤の解毒薬」がどこにあるか問う。ソフィアに注射された筋弛緩剤の効力は自然に解けるとのこと。

ソフィアはキラの目元を見て、「もう人は殺さない」と約束したはずなのに、女性職員を殺して目元の皮膚を奪ったと察する。

キラのこれ以上の暴走を止めるため、ソフィアは彼女を殺す。
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